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土曜日、DTP先に年末の店ハガキの受け取りに出向いたが、カウンターでそれを見るなり「破棄してください やり直します」と大きな声で僕は言った。いつか書いたが、デザインというものは「気持ちいいのか悪いのか」の基準で動いている。DTPの担当者がそれを「気持ち悪い」と思わなかったのは疑問だが、僕が提案したものとは明らかに照度が違う画像に、そう言うしかなかった。担当が変わってからミスが多い。おそらくは、コミュニケーションの不足だと思う。
その夜、三宮大学（注：実在しない）の先輩・ジュンコさんと店で話してた。所謂IT関連に関わりのある彼女の「近頃の若者はワカラン」話が、僕の思うところに近かった。デザイン事務所や関わる企業などにもよく感じることだ。
・得意分野の話は饒舌だ。
・興味のない話は、聞いているのか聞いていないのか曖昧だ。
・「はぁ？こんなことも解らないんですか？」と面倒臭そうに説明する。
・自分に関係のない来訪者には挨拶をしない。
・もししたとしても、画面を見たままでコチラを見てしない。
・自分が誰に何をして給料をもらっているのかを理解せず、感情的になる。
・そして、自己主張だけはちゃんとする。
彼等にも、コミュニケーション不足を感じてしまうのだ。スキルはある。しかし、それ以外に人とのコミュニケーションツールを持っていない。
方や。 16日の日記 に少し書いたが、あの試合の東芝キャプテン冨岡の話は、結果感動的な話になった（詳しくは 同級生村上のブログ12/15「神戸の結果と涙の理由」 で）。黙して語らず。試合を全うし、その場所では話さずにいた彼は、アスリートだったと思う。彼は29歳。僕から見れば若者だ。
日曜、フィギュアスケートのファイナルを観た。妬みでもナンでもないが、僕がやってたラグビーと比べて、学生時代からできるスポーツとしてスケートはブルジョワジー（ゴルフ、テニス、アメリカンフットボールも同様）な家庭環境を感じてしまう。それは如実に、若い選手のコメントに現れているように思うのだ。
スポーツニュースや、月曜の新聞には男子2位の高橋を「日本男子過去最高位」と書き、ショートプログラムで2位に付け、フリーで最下位となった女子、安藤美姫に対して擁護の記事が載るだろう。スケートにも詳しくないし、できもしないのに偉そうに言う観客席のオッサンみたいなことは避けたいが、僕はこの2人には苦言を呈したくなった。無知ゆえに好きに書く。
どちらにも共通するのは「数日前から体調が悪かった」「お腹が痛かった」と演技後のコメントで話したことだった。安藤は「どうしたらいいか判らなかった」、高橋に至っては「早く終わって欲しかった」と言った。今流行のノロウィルスだとしても、日本を代表し、国民の期待を背負って画面の向こうにいる若者のコメントにしては、あまりにもアスリート意識・自己管理能力が低い。（その反面、16歳の浅田真央は良かった 韓国のライバルに逆転優勝されて悔しさも押し殺し、ミスの言い訳もしなかった 応援したい気持ちになる）
誰にも辛い背景があって、共感者を求めれば楽になることもある。その瞬間、辛さから解放される手っ取り早い手段だからだ。後日談として美談になるのならばいい。それは伝え手側の判断に委ねられる。
画面を通して世間に訴えかける言い訳は、トップアスリートには似つかわしくない。
目の前の人にコミュニケーションが取れなくなった、若者とダブって見える。
※今日のヒトコト
【24時間テレビの寄付金の使い道は、実は日本テレビ系で数分の番組がある 月曜午前4時15分からの4分間でもやってた 行方を知らせるには、事務的で不親切すぎる 誰が司会をやるか？誰が走るか？本来の意味合いがどこかに行って、段々イベント化しているのは、ルミナリエに近い感覚がある】
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