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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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世間は三連休らしい。その後半は天気が悪いようである。金曜とは打って変わり、静かな土曜の店終わりに書いていた。

やはり 先日書いた ように、14日イタリアに厳しい措置が下った。ユベントスは当初言われていたC降格ではなかったが、ここ2連覇の剥奪、その他のチームも勝ち点減点からのスタートとなりそうだ。まずセリエAには1年で上がれない。八百長が絡んだ話だけに適切な処置だと言えそうだが、収益の見込めないセリエBに、高額年俸の選手は移籍することが必至だ。チームの存続まで危ぶまれている。もう、地団駄踏んでるジダンどころの話じゃない。

建築やデザインに関する仕事に就きたいと思っている若者達に、何か伝えるとしたら?という質問をされた。大抵その対象となる人々は、建築科や専門学校を出るんだろうけど、僕のように公立高校普通科を出て、学校体育専攻つまり体育大学を卒業し、なぜかそういった世界に関わっている人間から言えることは、「パソコンから入るな」ということぐらいである。

安藤忠雄氏の個展に行った時に見た「紙ナプキンの殴り書き」でも思った。ヒラメキや思い付きという瞬間そのものが大切なのであって、さぁPCで考えようと向かうデジタルは、○×式の答えと知識・セオリーが待ち受け画面になる。

AppleのPCで見る色が、DTPなどの平面(紙媒体や生地など)に落とした時のイメージに近いという話はよくするが、それはこの際無視してもいい。なぜなら、液晶の発光により照らされた色と、太陽光や様々な照明の下で見るチップ(色見本)は、同じ色でも根本的に「内と外からの光の違い」がある。文字を書かなくなり忘れた現代人のように、色のみならず、対象物を幾通りにも認識する力が劣ったのは、明らかにコンピューターのせいだ。

しかしほとんどの物事は、いきなりPCに向かって事足りる。スピードも速く確実だ。効率を追求すれば、こんなに至便なツールはない。しかし所謂肉眼は、人それぞれの持つ能力にも関係する「個性」である。PCを見る目は、肉体に備わっている目というよりは、これも慣らされているツールにしかすぎない。

PCにできないこと。それは「癖」だ。右寄り左寄り、不揃い、几帳面、神経質、丁寧、バカ丁寧、大雑把……そして殴り書き。その癖、個性・能力がプロセスとなり、自らの子供のような作品として世に出るはずなのに、それを端折ってPCに頼る。実は「の、ようなもの」のほとんどは、そうやって作られる。けっして創られはしないから記憶にもならずに、その企みは輝き続けることもない。

そこに、照らされる光がないからだ。

内側の、機械の発する光ではない。

その光は、「創作者の癖」を指示するマチの人々である。


※今日のヒトコト
今日と海の日、休んでよいですかね?


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