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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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※志賀速報!【10/16 神戸製鋼VSワールド 花園へバスツアー6人で!】

閉店の時間、差し向かいに時を忘れて話し込む相手はそう多くはいない。また力をもらったし笑えたし、相手も「楽になった」と一言残し店を出た。少し寒くなった三宮ではあるが、知らぬ間に時が過ぎた対話はいつも温かい。

昼間に大阪にて打ち合わせ中、また面白い話に出会う。ルイ・ヴィトンのオフィシャル・リペア工場って日本に3つ?あって、大阪にもあるらしい。今度見学に行かせてもらうことになった。職人ってモノに触れる、いい機会だと思う。

以前「カルロス・ゴーンみたいなオジサンっているよね」と書いたが、ミック・ジャガーにクリソツうりふたつ(W死語)のオバチャンが運転する車とすれ違った。言い換えればそれは、スティーブン・タイラーのようなオバサンでもいい。しかし、リブ・タイラーではないんだな、コレが。

大阪からの帰りの電車、靴を脱いで正座するお婆ちゃんに久しぶりに遭遇した。座席で正座できるのは、子供とお婆ちゃん(お爺ちゃんではない)と相場は決まっている。子供は窓の風景を楽しむのに対し、婆ちゃんは食べ物を楽しむ。冬はミカンが似合うが、今の季節はどこからか取り出した果物ナイフで柿をむいたり、栗(甘栗むいちゃいました、ではなく茹でた丹波栗のような)を割ったり、ハンケチ(ハンカチではなくお婆ちゃんはハンケチ、首にはネッカチーフ)を正座の足に敷いて、ティッシュでくるんだ饅頭や落雁(いかにもお年寄り好み)を食すのだ。観光特急ではなく、在来線で見られる光景が平和を感じさせる。そして、羨ましく思う。新快速でやってみたい……出来ない……。

神戸。加納町の店には、亡き父を継いだ文具店の若き社長が一人でやって来ていた。彼のことは、東急ハンズやロフトと対比して書いたことがある。そしてそれに絡めて書いた家電量販店と街の電気屋さんの話や、先日書いた(>>> 10/6日記参照)大手ケーキ店(実は岡山では何十店舗の店だった)と、そこにずっとある個人店との話になった。文具・ステーショナリー……彼らに出来ること、彼らに求められることとは、時代に迎合しないストーリー性のある「オリジナル」を提案することである。彼の仕事も見ていたい。

先日、東京の編集者に「なにか思い入れのある愛用品はありますか?」と聞かれた。その時は「ほぼ毎日触れるモノ」について答えた。ただそこには、小説の中に出てきた、有名人が使ってた・言ってたなどという触れ込みでしか言葉を持たないものも含まれていた。無論、そうやって入ることは悪いことではない。色んなブランドを知って行き着く服がある。数々を知って辿り着く酒もある。ただ、そこに自分だけのストーリー、聞かれたときに揺るぎない自分だけの答えを持っている、愛用品とはそういうものだと思う。

シンプルな答えがオリジナルになったら、とても幸せなことだ。そしてそれは、そうなろうと思うことではなくて、そうなっていたと感じることだけに存在し得る言葉の様に思う。今の世の中は皆無に近い、それだけにチャンスはある。


※ダジャレー男爵・志賀が、ワインセミナー講師だってさ!
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「KOBE HYOGO 2005 夢基金プロジェクト」
【志賀が選考ブレーンとして参加、神戸を中心に希望と夢あるアイデア(認定されれば支援事業となる)を募集したもの 詳しくは>>>「KOBE HYOGO 2005 夢基金プロジェクト」〜特集にて、志賀大いに語る?】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
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