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土曜日、終日の雨。
足元の悪い外に、それなりにお客様は来てくれる。
ありがたく思うが、何とも不思議な店である。
そんな中、とあるお客様。
帰り際にとても貴重なお酒をくれた。
「お祝いは、こないだもらったよ?」
「あぁ、これは父からです」
彼が初めて連れて来たお父さんを探したが
もう扉を出てしまった後だった。
「どういうこと?初めてなのに?」
そう言えばお父さんは帰る前、僕に握手を求め
息子をよろしくお願いします、と言っていた。
それにしても、簡単にいただくには「いいモノ」である。
「ここに来る前、この酒を手にして
『お前の連れて行く店がいい店だったら置いて行こう』
って言ってたんですよ。父は、そう感じてくれたようです」
酒の種類も大したスキルもない店だが、
それをいい店だと感じてくれるお客様がいる以上
ソクセキを残し続ける意義もある。
鬱陶しい梅雨空に、晴れ間を見た。
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