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■ 中毒性日記 2009
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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ほとんどの人が眠っているであろう金曜午前3時、車で移動するにも躊躇しそうな雨が降っていた。しかしそれが嘘のように、土曜日中は晴れ渡っていた。土日が休みの人々にとっては、格好の天候であろう。僕には関係ない。

夕方のNHKで、子供向けのニュース番組が放送されている。政治経済、社会のニュースを解り易く説明するもので、大人にとっては今更聞けない基本的な話で進むものだから、意外に面白い。オバマ首相来日に伴う、なぜ日本に来たのか?的な話が中心で、その他の事件も扱い、トピックスとして12歳男子の作家デビューについても触れていた。スタジオには3人の小学生がいて、司会の「文章を書くことは好きですか?」の質問があった。その答えに、これが現代の小学生かと驚き、天下の国営放送で、よくもそんな受け答えをする子供を出すなと思った。

ヒトコト、その男の子は「ムリ!」と言った。

それ以外に言葉を繋げることはなかった。「無理って、どういう風に無理なの?」「…無理」再びそう答えた小学生に、司会とアシスタントは苦笑いでごまかし、何とかその場を取り繕った。苦手の理由も主語も意思もないままに、一言でまとめてしまう。生理的に合わないシチュエーションや相手を「無理!」と使う訳でもなく、おそらくはそうした単語で会話が成立する環境にいるのだろう。

確かに若者も含め近頃は、「ヤバい」を良きも悪しきに対しても強調語として使い、「『全然』美味しい」と言い放つ。表現、描写、対話、人との関わりを面倒に思う現代人の特性なのだろう。一言で多様な意味合いを持つ言語は、英語圏の方が多い。一人称然り。ただしそれは文脈であり、言葉の発し方に現れる抑揚で使い分け、受け取る側にもソレと判るコミュニケーションが存在する。

かく言う僕も、美しい日本語を話せているのか疑問ではある。ただしやってもいないのに、もしくは例え経験があり苦手な部類だとしても、無理という言葉は選ばない。「まぁいいか」とか「しょうがない」という言葉と同じくらいに、「無理」という言語には嫌悪感がある。道理に反するという意味以上に気持ちが悪い。

「今夜は君を、帰さないよ」

「ムリ!」

その「無理」には納得するしかない。


※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
くそぉーっ、働かせろ!!

※志賀氏的伝言板
今日はイズントイット、もとい「THIS IS IT」を観に行こっと


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