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■ 中毒性日記 2009
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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水曜日、台風の爪痕と言えば大袈裟なくらいに、神戸のマチは穏やかな日中を迎えていた。しかし台風はその夜、確かに猛威を振るっていた。

8日の午前2時。自宅マンションに帰ると、廊下の突き当たりのドアが風でバタンバタンと開け閉めを繰り返していた。隣人佐川満男邸の裏口へと続くドアだが、鍵が掛かっていなかったようだ。そう言えば帰りの信号待ちで、大きく揺れる信号機を見上げると、これほどまでに電線があるものなのかと改めて知った。ビュンビュンと切れそうなほどに揺れていた、そんな恐さを感じた夜だった。

普段は鍵が開いていたとしても、しっかりと閉まっているはずのドアが相手でも、その強風ならば不思議はなかった。僕は夜中の暴風雨の中、ガムテープを持って止めようとしたが、雨に濡れていて粘着力がない。自然の猛威に仕方なく、スリラー映画のワンシーンのように開いたり閉まったりのドアをあとにした。朝起きてドアにガムテープ付いてたら、佐川さんビックリするやろうしね。


自信に満ち溢れている人は、声が大きくハッキリとしていて姿勢もいい。先日、また劇的な勝利を見せた18歳の石川遼も、まさしくそんな感じで輝いている一人だと言える。そもそも、彼のコメントには「失言」が全くない。

それは、世の中や人に対して、穿った観方をしていない証拠であろう。俗に言うピュアな心の持ち主だと言うと簡単だが、その辺の政治家のような後ろめたさや、驕り、妬みがないのだ。いつも「この中で一番下手なのは僕だと思っている」と彼は言う。下手で優勝はできないだろうと誰もが返すが、考えてみれば皆プロである。勝てないのはそれこそ驕りや安堵で集中力を忘れた、メンタリティの弱い者であろう。最後までひたむきにがむしゃらに、大人の誰もが忘れてしまった目の前の壁との対峙を思い出させてくれる、この18歳に釘付けの人も多い。

つまりそのまま突き進む彼だから、失言などあるはずもない。併せて、彼は用意された言葉だけでなくアドリブ、イレギュラーにも強い。それはプレーにも表れているが、最もプレー後にも大人顔負け(死語)のコメントを数多く残している。

タイガー・ウッズが直接彼に進めた大学行きに関しても、「その時に必要だと思ったら行くだろうし、今はそう思わないので無理をして行かなければならないと思うのも違う」と、大人の大方の予想を超えた言葉を放った。ある日、ギャグもあってかゴルフ専門誌の記者が「H系の本」をあげたらしい。高校生の多感な時期だ。そういうのもこっそりあって然りである。でも彼はちゃんと目を見て、「今の僕には必要ないので」とにこやかに返したそうだ。それらは、様々な立場の人々を驚かせるだけではなく、誰も悪い気にさせない気遣い、非の打ち所のない対応でもある。

本日、2年に一度開催される、アメリカ選抜対世界選抜のゴルフ対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」がライブ放送される。午前3時半から開会式の録画、4時からは1日目が始まる。石川遼は世界選抜(日本人としては丸山以来9年ぶり)の一員として、ジェフ・オギルビー(オーストラリア)とペアを組み、アメリカ、スティーブ・ストリッカー&タイガー・ウッズペアと対戦する。

日本の18歳が選抜選手として、世界の舞台に立つ。
まさに、夢描いていた漫画やドラマの世界である。

まだ暗いこんな時間にライブで観られる時代と、
僕の生活サイクルを喜ぶばかりである。


※今日のヒトコト
【開会式を観た チームスーツを身に纏い、観客の見守る花道を歩く石川遼 世界選抜キャプテン、グレッグ・ノーマンが各選手を紹介 石川遼には長めの時間を割き、この大会での注目度の高さが解る  名立たる名選手、米国歴代大統領の中に堂々といる彼に鳥肌が立った

※志賀氏的伝言板
11、12日はお休みです


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