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■ 中毒性日記 2009
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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9月に入って店が静かすぎるので、昼間だけはと動き回っている。木曜も、西宮ガーデンズに打合せに行ってきた。駅の近くの好立地、エスカレーターを上がったところにすぐあるはずの打合せのカフェであったが、スケルトンのエレベーターと、施設サイドが共有部分に置いている観葉植物に遮られて店のファサードを見過ごしてしまう。商業複合施設、SC(ショッピングセンター)を運営管理する側と、店子と呼ばれる飲食物販店とのせめぎ合いが見え隠れする。お陰で、グルッとフロアを一周するハメになってしまった。車で行っても分かり難い造りだが、徒歩でも自分のいる位置が定かではない。動線サインの重要性を想った。

ガーデンズに向かうには、阪急西宮北口駅からの連絡通路が近道である。所謂ムービングウォークがある。それは動く歩道であって、歩く歩道だったら普通であるから気を付けよう。しかしオバちゃんの団体がエスカレーターと同じように、まるでベルトコンベアの流れ作業に乗った製品の如くジッと立ち止まっていた。動く井戸端会議(死語)だ。電車の中でちょっとでも早く着こうと車内を走る人には意味がないが、ムービングウォークではぜひ歩いていただきたい。ましてや逆行して、マイケルへのオマージュとムーンウォークなどしてはいけない。それはBADだ。

おそらく駅からガーデンズへの連絡橋の管轄は、行政が絡んでいるのだと思う。ムービングウォークだけでなく、全天候型連絡通路として屋根も設置される予定らしい。西宮市は何かと元気がいい。夕方、西宮北口駅の人通りは多く、宝塚、今津、大阪、そして三宮方面へと人が分散するハブ、まさしくセントラルステーションである。西宮球場跡にできた西宮ガーデンズ、すぐ近くには大中小ホールを兼ね備えた兵庫県立芸術文化センターもある。文化圏だと言える。

しかしながら意外な落とし穴があった。連絡橋のムービングウォークは左側通行なのに対し、ガーデンズエスカレーターは右側通行である。僕は反対側に上りそうになって、思わずムーンウォークしそうになり、フォォーッと声が出た。至極シンプルなことだが、まちづくりとしてはお粗末クンなのである。人の流れ、まさしく動線のコンセンサスができていない残念な例だ。

迷路の脱出方法は、片側の壁をずっと触れながら歩けばいい。遠回りはすれども、いつか外に出られるようになっている。しかし人は、目的地に辿り着くためにできるだけ近道を探す人が大半であるから迷う。近頃の郊外型SCにも多いこのフロア構造は、まさに迷路に近い。一通り見ようと初めて行った時にはいいが、目的地にショートカットするには少々不親切な動線が気に掛かる。

今まさに、路頭に迷う社会とリンクしているかのように映るのだ。


※今日のヒトコト
【方向音痴ではない僕が迷うのだからねぇ  ちなみに方向音痴は死語だ

※志賀氏的伝言板
9/19(土)盛大にバーテンダーズナイトやるぞ


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