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■ 中毒性日記 2009
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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日曜日。台風の影響か、梅雨が明けても終日雨が降る。

駅前の「ワンダカレー」(>>> 8/6日記「Meetsの『カレー、ナウ。』発売中」参照 )に、雑誌の影響はどうなのかとランチがてら出向くと、イベントの出店のためお休みだった。彼の揚げ野菜カレーには欠かせない、近くの八百屋が開いてるのを初めて見たのは良かったが、やはりこの商店街はシャッター街になっている。スーパー、コンビニ、SC量販店。そういった至便に、個人店はまさにシャッターを下ろざるを得ない。塩屋はまだ、街並が昔とほぼ変わらないだけマシだが。

雨が更に降り始め、どこに行こうかと帰り道。ジェームス山に住み着いて15年、そう言えばずっと気になっている場所があった。塩屋の駅から北に抜ける道中、小さな郵便局の向かいにあるツタの絡まる川沿いの建物。と言っても、異国情緒漂う西の異人館街ジェームス山とは違って、ツタは生え放題で手入れなどされていない。外観からはそれが何なのかは判らないが、表のノボリでどうやら食事はできる場所はあるらしい。塩屋に住むアーティストからもそこに喫茶店がある事は知らされていたので、入ってみることにした。

おそらく二階建てだが、階段は金網で封鎖されている。まるで廃墟だった。一階に店の数は10数件ほどあったようだがほぼ全てにシャッターが下りていて、腐蝕した隙間に段ボールが貼ってある店もある。物販店のようだから、それらはもう閉店したのだろう。奥に入ると居酒屋らしき店が、仕込みの時間かのれんが揺れていた。お目当ての喫茶はどこなのだろう。振り返ると、実は入口近くにあった。

横を通っても見逃すほど、薄暗い建物内部に照明もない。外観は、昭和にタイムスリップという印象だった。思い切って扉を押した。常連らしき老人数人が少し驚いたように、同じく店主のオバさんまでもが僕を見る。例えれば田舎の温泉街で、夜マチへ繰り出した時に見付けた場末のスナックのようである。赤く擦り切れたビロード地の椅子が並び、そのテーブルは、日本語が一切出て来ないゲーム機であった。駅からはかなり遠いし、所謂「アシ」がないとここにはやって来れない店だが、その昔ここはショッピングセンターで、このマチの人々の生活に溶け込んでいた場所だったのだろう。案の定喫茶としてのモーニングもあり、夜は18時から0時までカラオケスナックへと変わる、やはり昭和のスタイルであった。

ホワイトボードに書いてあるハンバーグ定食を頼むと、ラスト一個だったのか一つしか仕込んでいなかったのか、僕の注文でそれは終了となっていた。食後のコーヒーとも思ったが、店を出るといきなり昭和に戻っているのではないかと不安になったので、ここはそそくさと出た。次回は、ぜひゆっくりしよう。

その際には、なぜ「ライオン」なのかを聞いてみたい。


※今日のヒトコト
【夕方のニュースで、神戸ハーバーランドが映ってた エルビスプレスリーの像が、原宿から移転して来たらしい その除幕式で、小泉元首相が話していた ん?その後ろには、よく見る顔がいる  自宅隣人、佐川満男氏じゃないか!  >>> 関連記事はコチラ (小泉サンは「氏」とあるが、佐川サンは呼び捨て  -_-; )】

※志賀氏的伝言板
夏休みは「17日」のみです(日曜定休)


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