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■ 中毒性日記 2009
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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木曜日。元Jリーガーで、元ゴルフのプロでもある男から突然の誘いを受けて、早朝18ホールスループレー。やはり上手いヤツに引っ張られるとスコアは伸びる。イーグルパットを幾つか迎えながら、決められないところがアマチュアの中のアマチュアであった。勿論、帽子と途中の水分及び塩分補給は忘れなかったゆえに、何ラウンドかぶりに最後まで足の痙攣や痛みがなく終えられた。いい調子だ。

ちょうどいい時間の午前中にラウンドを終え、その足で昼の仕事の用件を済ませて、午後から一端自宅へ戻り睡眠を取る。とんでもない生活だが、朝からランニングする人のような爽快感があり熟睡できた。夕方に起き、ゴルフネットワークでLIVE、「全英オープンゴルフ2009」ファーストラウンドを観戦する。

185cmのタイガーウッズと回る事で、ずっとカメラに納まる173cmの17歳石川遼。同じ組のリーウエストウッドも地元出身なので気を吐いているが、前半を終わって3人共、ほぼ同じ位置に付けている。ナンだか、日本の若者が海外に挑戦するゴルフ漫画を見ているようである。ソレが現実のものとなったのだ。

と、一端、店のため三宮へ。その先が気になりながら働いた。一仕事終えて、再び自宅へ。深夜のテレビ朝日(録画編集)にチャンネルを変える。

石川遼はこのコース、ターンベリー24年のベテランキャディを採用し、いいコンビネーションで楽しそうにプレーをしている姿がいい。何せ「タイガー」と同じ組である。世界ランキング18位のウエストウッドもいる。そんな中、さぞかし緊張しているかと思えば、威風堂々石川遼は、日本と同じく責めのゴルフを繰り返す。見たら圧倒されそうな同伴者のアプローチにまで、彼はジッと見ている。それはまだ余裕がある証拠でもあるが、何よりも彼は観客のように、近くのトッププレーヤーの技を食い入るように観ていたのが印象的だった。

タイガーはこの日リズムが悪かった。対して石川遼は、スタートホールこそベテランキャディの意見通り3番アイアンを持ったが、その後は攻略法を無視するかのようにドライバーを持ち、自分のプレーに徹していた。タイガーはこのままでは終わらないからタイガーたる所以だが、石川遼のプレーを、後半からはしっかりと観るようになっていたのが日本人として誇らしい。18番終了時、タイガーと握手する姿は、合成画像なのではないかと思うほどの歴史的な瞬間だった。

ラウンド後の日本メディアインタビューで石川遼は、「日本語だと受け流す事も多いが、初めての外国人キャディとの英語のやり取りなので、しっかりと聞こうと耳を傾けたのが集中力を高める事に繋がったと思う」と、大人のような素晴らしい受け答えをした。しかもその後の外国メディアの単独インタビューにも、全て英語で堂々とジョークまでも交えながら話していた。驚くばかりの高校生である。

二日目も、同じ組で彼らは回る。金曜日の深夜は、夜更かししてぜひ観て欲しい。例え崩れたとしても、はつらつとした17歳のプレーは、色々を気付かせてくれるはずだ。この日ばかりは、店に来なくていいから。


※今日のヒトコト
【しかしながら、まだ知名度の低い日本人選手 英国の放送局ではその勇姿を、 「ハナカミオウジ」 と紹介しているのは困ったものである】

※志賀氏的伝言板
19、20日は連休です


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