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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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日曜日。昼から自宅から来るまで10分ほどの須磨浦公園に向かうと、駐車場に入るのに行列ができていた。パッと見てまだ六分咲きほどのサクラを横目に、一緒に行った親子の情報に頼って、須磨警察署北側の妙法寺川公園を目指す。この時間は海沿いの道を西に行くと渋滞に遭うが、須磨から鷹取へと抜けるその道はスムーズだった。ほどなく到着。JR西日本の立派なラグビーグランドの横、スーパーの駐車場に停め簡単な買い物をし、川沿いの桜並木を歩いた。

シートを敷いてバーベキューをする団体や家族、ペットを連れて花見散歩をする人々。賑やかなサクラの通り抜けに、須磨浦のそれよりも開花が早いように見えた。何よりもこの盛況ぶりは凄かった。ちょうどこの日に、「妙法寺川さくらまつり」もやっていて簡易な出店もある、まさに老若男女がそこにいた。

ゆっくりと桜を見ながらそれぞれが持ち寄った手弁当をつまみ、1歳と7ヶ月の男の子の成長に和みながら話す。すぐ目の前の川には、小さな水路に少しだけ水が流れている。幾本ものサクラの枝が川に突き出しているが、その水路には花びらは落ちていない。早咲きの桜を元町で見たが、土曜の雨でたくさんの花びらがアスファルトを埋めていた。しかしこの川の桜は、まだこれからだ。三宮に向かう途中によく通るこの辺りだから、今週の満開は観られるだろうと楽しみが一つ増えた。

少し風が吹いた。薄いピンクの花が目の前に落ちている。花びらではない。マナーの悪い誰かが、手の届く枝を触ったのだと一瞬思った。辺りを見渡した。花びらはどこにも落ちていないが、ぽとぽとと「花」だけが落ちている。まだ、桜は満開ではないのに、花がやたらと足元にあるのだ。桜の花は一つの枝に放射線状に、重みで下を向くように咲くが、それがそうやって落ちてゆく姿は見た事がない。

疑問に思いながら夕方、そこを出た。来た道を帰るには前述通り、確実に増えている渋滞である。板宿から妙法寺に抜けて、桃山台に向かうルートを辿った。

板宿を北へ過ぎた辺りは、山を切り開いて地形をそのままに造ったと思しき、細めの道がある。両側に桜がさっきと同じように咲いていて、車のスピードも緩む。

同じだった。花びらではない。遠くからもハッキリと見える大きさの花の状態で、幾つも落ちていた。例えば昨今の不可思議な気候、この寒暖差が影響しているのかも知れない。人間はおろか、桜でさえも衣替えのタイミングを計れないでいる。

生態系の崩れているのだとすれば、話は深刻である。


※今日のヒトコト
それが、そういうものだったら一安心なのだが

※志賀氏的伝言板
4月28日(火曜 祝日前)バーテンダーズナイト開催決定!!  詳細後日】


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