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塩屋の自宅から10分の三井系アウトレットモールが増床していたのは知っていたが、新館オープンとなったらしい。18日水曜の賑わいをテレビで観た。カフェなど飲食が増えたのもいいが、海外食料品のアウトレットもあるようでこれは興味深い。落ち着いたら平日にでも立ち寄ってみようと思う。
店の帰りにセルフ戦車、もとい洗車にGS、グループサウンズ、もといガソリンスタンドに行くと、機械の故障かワックスの泡が出ない。単に水洗いされただけの行水車は可哀想なので(泡洗車ワックスコースを選択したのに洗濯されず)店員を呼びに行こうと中を覗くと、深夜の係は一人、サックスの練習をしていた。それはセルフスタンドならではの、しかも深夜に持て余す時間を費やすにはなかなか趣のある光景で暫し眺めてしまったが、いやいやあかんがな、サックスよりワックスやがなと気持ちを切り替えて店員を呼んだ。どうやら最近洗車機の調子が悪くて…泡洗車コーティングでもいいですか?とグレードアップしてくれたので、アンタいいサックスプレーヤーになるよとは言わずに、そのまま甘える事にした。
こういったラッキーは極稀にある。ラーメンを食べに行って、もやしの種だと思っていたら小さなゴ・キブリ(とマゼラッティ・ギブリみたいに言っても語気はゴキで変わらない)で、それを帰り際に言うと支払いをタダにしてくれた事もあった。当たり前でしょとは思うが、問題は僕がすっかり食べ切っていて、スープを啜っていた時に発覚したという事態により、食費がウイたというラッキーなケースである。コイツ、帰り際にゴキを仕込んだんじゃないかと疑われる事もなかったし。まぁそういう訳で、僕の現在の身体組織構成の一端は、ゴ・キブリ(とチェ・ゲバラみたいに言ってもゴキ)によるものも大きいと言っても過言ではないブリ。
過日に書いたように、古本屋で推理小説を買ったのに、その途中で「犯人はコイツだ!」と書かれていて、店に持って行ったら同じものに交換されたというのはラッキーではなくアンラッキーである。メロディラインに歌詞を乗せる事を無視しシャウトする桑名正博の元嫁は、アンルイスである。ともかく一般にラッキーな事とは、思いもよらぬ不意をついて訪れる物事を言うのである。
一緒に飯を食いに行って、トイレに行っていたと思っていたら「もう支払いは済ましたよ」とご馳走してくれたのはとてもラッキーであり、そういった知人を持っているのもラッキーだと言える。「だったら、もっと高いモノを注文しとけば良かったなぁ」と思わずギャグとも本音とも取れそうな言葉を吐いてしまう人もいるが、それは不意に訪れるラッキーに反しているので、言わない方がいい。
だからアナタがカウンターの端で一人飲んでいる時に
「あちらのお客様からです」
と見知らぬ相手からご馳走になる時には、ヒトコト、こう返せばいい。
「それ、…死語じゃ」
※今日のヒトコト
【 ラッキーは求めるものではない だから宝くじを幸運とは思わない 】
※志賀氏的伝言板
【 20日(金)春分の日、21日(土)開いてます 】
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