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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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土曜日は終日雨が降っていたが、この日ばかりは清々しい雨だった。御影の蘇州園で執り行われる、店のお客様Tクンの婚礼である。午後、車を東へと走らせた。

住吉駅で、同じく出席の葉山ビーサン男をピックアップ。Tクンと会わせてまだ半年余りしか経っていないのに、加速度増して意気投合。ビーサン男は神奈川県逗子葉山から、この日のためにやって来た。互いに居心地のいい感性というものに、時間はいらない。僕にも、とても嬉しいケースである。

式の時間には早かったので、喫茶店でも行こうかと走る山手幹線道路。「君は、もしかしてスイーツなんか好きなのか?」と、初デートのうら若き女性に(死語)問い掛けるように、その朴訥とした角刈り男に聞いてみた。着流しに雪駄を履かせれば、時代錯誤も甚だしい昭和ルック(死語)でも相当似合いそうな男であるが、「訪問先で『お茶菓子をお出ししましょう』と言われて煎餅なんか出て来たら、ぶん殴りたくなるほどスイーツ好きです」とそんな風貌で言われ、ブログにアップした通り、界隈ダニエルと並ぶ超実力派店、「御影 高杉」サロンに行ったのだった。僕はコーヒー、彼はそれに店内でしか食せないミルフィーユを。角刈り男のごつい手とミルフィーユのミスマッチを、見るフィーユ >>> ブログ画像へ

天候の都合でその日蘇州園での他の婚礼5件は遅れに遅れ、Tクンの予定が少々ずれ込み始まった人前式。蘇州園はガーデンウェディングを早くから取り込んだ老舗でもあり、雨が降って足元が悪いと何かと演出に問題が生じるらしいが、そういった「生もの感覚」には温かみがあっていい。その後、会場を変えて披露宴が始まり、如何にもの宴とは違う運びに楽しめた。テーブルもビーサン男以外に知り合いがいなかったが、同席したTクンの仕事仲間の皆様とすぐに打ち解けられたのであっという間の時間だった。予めの約束もなしに途中でスピーチさせられる場面もあったが、それもさらりと普段のまま話し、盛況の内にお開きを迎えた。

もう今までに数え切れないくらいの披露宴に招かれた。ホテル時代にも数々の婚礼を見届けてきた。男女のカタチにはそれぞれの背景があって、それは往々にして新郎新婦各々の家族関係に因るところが大きい。たった数時間の中にそういったストーリーを垣間見る事ができて、この歳になると自然と涙腺も緩む。この日、その目映いばかりの主役二人に、心からしっかりと音のする拍手を贈る事ができた。

おめでとうTクン。君との出会いはこの日記へのアクセスだったけど、この6年に色々見させてもらった。そして土曜日、見届けさせてもらった。

末永くお幸せに。そして末永く、これからもよろしく。


※今日のヒトコト
こうして僕より若い人々が、僕を追い越してゆく…(-_-;)

※志賀氏的伝言板
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