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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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寒く冷たい雨の降る金曜日。それは客足にも影響するのだろう。
まぁいい。それだけ色々やる時間が増える。

店の扉をノックする音がして、開ければそこには若き起業家とその横にはこれまた若い、そばにいるよと青山テルマみたいな女の子がいた。その風貌だけを見れば、少し悪い予感がした。過去にもそういった経験がある。常識を知らない、酒場での振る舞いもわきまえない子に見えたからだ。確かに最初はイヤだった。

「カクテルで、○○…」主語述語もなく吐き捨てるような言葉に聞こえたのは偏見があったからかも知れない。「そのリキュールがないので、そういった感じのカクテルでもいいですか?」そう言うと、「何でもいいです、こだわり無いんで」とまた言葉が投げられた。隣の男性との会話の途中で、「タバコ、何がありますか?」と言ってきたりして少々困惑もした。「イマドキの」それで流そうと努力した。

厳密に言えば流さなかった。僕も不機嫌な感じを出していたと思う。これはそれなりにこの店の歴史の中で培った「僕のやり方」でもある。そういう態度に、こちらと話そうとしなくなる人もあって、当たり前だが二度とこの店で会う事もない。生理的に合わないというヤツなのか、ただし商売としてはそれはいけないとは思う。

ただ、そんな僕のやり方に反応する人がいる。つまり隣の勝手を知ったる人とは、違う接し方をするべきだと気付く人だ。そしてこの時間を有意義にしようと想う人でもある。この女性は実は見た目よりは若くなく(それでも29歳と若いが)、自分で5年ほどジュエリーのビジネスを姉妹で真剣にやっていて、今では雑誌や色んなメディアで取り上げられる、所謂成功者のようであった。ちゃんと耳を傾けてみれば、彼女は僕に対しては敬語で話すし、自分の事を色々さらけ出してもくれた。よく言う顔の見える関係は、ココまで話せるメリットがある。能力のある人間は、どこかで聞いたようなセリフよりも「自分の言葉」を持っているものだ。

こんな時間を過ごすと、帰りには気持ちよく送り出す事ができる。
そしてまたここで、再会できればと願う。

そんな夜は、活字も饒舌になるというものだ。


※今日のヒトコト
【いずれにせよ、 会話・対話のできる相手でないと繋がれない

※志賀氏的伝言板
【今月25日の日曜日 店でライブがあります  僕は場所をお貸しし、ドリンクの提供をするだけですが始めての試み、楽しみです 『神戸加納町 酒と音符と男と女』〜二胡、ジェンベ、ギターの饗宴〜 詳細お問い合わせは  >>>こちら


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