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また暖かいほどに過ごしやすい水曜日であった。
先日の朝、フェンシングの太田クンがテレビに出ていた。彼の得意技は相手の肩越しにサーベル(と言うのか?)をしならせて背中を打つものだが、その名前が通称「振り込み」と言うらしい。スポーツに於ける選手間の呼び名は、観る側からすれば聞こえないものが多い。例えばラグビーで、敵の膝などが太腿に入って起こる肉離れのような症状を「ポンコツ」と言った(関西限定か?)。ビリヤードで人が撞こうとする時に言葉を投げ掛けたりして邪魔をする事を「ショウガを入れる(寿司を食す間に入れるというところからの意 兵庫限定か?)」と言う。ゴルフの、トップからダウンスイングに向かう途中の、地面とシャフトが並行になる軌道を称して「マネーポイント(PGAのメジャープレーヤーはこのカタチができている)」と言ったりする。とにかく、そういった通称は謂れがあってなかなか面白い。
再びフェンシングの話。じゃあ、そうすると見せかけて違う技を繰り出すのは「振り込み詐欺」やんか、と突っ込みを入れていた僕だが、それは満更的外れな話ではないと思う。スポーツにはフェイク、騙しは不可欠である。バトミントンのスマッシュと見せてネット際に落とすのもそうだし、相撲の「ネコ騙し」もそうである。ラグビーのステップ、サッカーのドリブルなどにも共通する、手品で言うところの布石めいた技の事だ。フェイクがあれば、その後が活きる。
無論、それこそ振り込み詐欺(近頃は「振り込め詐欺」と統一されてる?)はいけないが、そこに至るまでのネガティブな意味ではない落としどころ、仕掛けや布石は重要になってくる。作曲やデザインにも共通する、パクリとパロディくらいに違う。パクリは模倣や物真似であり、パロディは他や歴史を知った上で独自の表現に変える行為だ。それは、トリビュートやリスペクトにも近い。過去のベースがあるから、それらを未来に反映させて、繋げる事ができる。
つまり太田クン、振り込み詐欺を堂々とやって金メダルを目指すのだ。
※今日のヒトコト
【 食品偽装 味噌の場合は、「マルコメ詐欺」と言う…のか? 】
※志賀氏的伝言板
【 12/22(月)「BBC(忘年会バーテンダーズクリスマス)ナイト」開催! 】
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