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秋分の日が明けた水曜日、午後に起きた。まだ疲れがある。2日経っても残るとは、月曜が相当しんどかったのか、はたまたそういう年齢になったのか。あー、いずれにせよもう週半ば、人と会いリフレッシュしないといけない。
僕の中でのリフレッシュと言えば、その一つにコーヒーがある。僕は、コーヒー(以下、珈琲)には一家言持っていて、それなりのこだわりの中で好む銘柄、場所、飲み方もある。それはいつか書いたように、憧れた大人の仕草(ソーサーからわざわざカップを外し飲む行為)だったり、それを嗜む事自体が大人に見えたというものもあるが、最も「旨い珈琲」であれば問題はない。
マチで言うならば、神戸に来てから衝撃を受けた「受け継がれた独特の店」がまず挙げられる。オヤジさんが一杯ずつ丁寧に、しかし手際よく入れてゆく姿、例えば鯉川筋と生田新道の交差点を西に入った「けんもつ珈琲店」や、神戸駅北側の一方通行を少し西に入った…店の名前を失念…あの店も凄い。共通するのは、カウンターが主体でクラシックが流れ、「いい」カップ&ソーサーが並び、なぜかフレッシュジュースや手造りケーキはあるが、酒や腹を満たすようなメニューはない。店内は静かゆえに携帯電話で話す人もなく(掛かって来たらすぐに外で話してる)、どこか葉巻と共通する「時間と気持ちに余裕がある」そんな時に利用すべき場所である。僕以外には誰もいない店内に、突然カップを温め始めスタンバイするオヤジさん。するとそのタイミングで、外から常連がやって来る。待ちの仕事ではあっても、そういったお客様に支えられてもいる貴重な店達である。
近頃のカフェ(夜も遅くまでやってる、酒や料理も出す店)も侮れない。シアトル系列店のようにステンレスポットを採用している店も少なくないが、つくり置きはしない店がほとんどである。エスプレッソやカプチーノマシン同様、蒸気が伴い圧縮する機械を導入、一杯ずつ入れる事で旨味も安定している。それはいい流れだ。
自宅では、豆を焙煎して3日以内に届く大阪の珈琲通販、もしくは知人を介して行き着いた葉山の喫茶通販豆を利用している。それはいつか書いたように、例えばマチで有名な○○珈琲まで行きその目の前の積み上げられた豆(いつからあるのか?)を買うよりも、明らかに有り難みがあり深い。出荷された時から豆は酸化を始めるのでできれば自分で挽くべきだが、豆によって推奨の挽き加減があったり、メリタとカリタのドリッパーでは入れ方が違ったり、珈琲農園のピッキング(選別)の妙やその出荷方法など、知れば知るほどに奥深く鵜呑みにし過ぎている「珈琲の噂」も多い事が解る。酒、葉巻、万年筆、そして珈琲。少々面倒な部分も引っ括めて楽しみに変えるそれらの嗜好品は、若い頃には解らなかった事ばかりだ。
しかしながら、今飲んでいる珈琲がマズい。この、セコく物持ちのいい僕が、流石にこれはダメだと半分豆を捨てたほど不味いのだ。たまたま見つけた「コーヒー通に、期間限定増量中!」というバナー通販で手に入れたのだが、中国地方で喫茶店も営むこの店に殴り込みしたいくらいである。これだったら、一杯ずつ紙パックされて売ってる、簡易ドリッパーコーヒーの方がまだいい。しかも、驚いた事に賞味期限が手に入れたその月末までとなっていて、3種類×500gパック、つまり1.5kgを一人暮らしの僕がどうやって消費するのだと、それが1.5kgの肉だとしても大変じゃろ!と怒り心頭、新党ニッポンなのである。(今回の組閣は疑問だ)
ただし、これが異様に安かった。
自業自得。違う苦さを味わったわけである。
※今日のヒトコト川柳そ12
【 目の前の 安いものには 巻かれるな 】
※志賀氏的伝言板
【 先日、前半9Hのパット数「12」は新記録でした …合計29やったけど(-_-;)】
※お知らせ
【志賀クリエイティブディレクション担当 旧居留地東の京町筋(ジル・スチュワートの2F)に、7月13日オープンしました! >>>『cafe CARTA(カルタ)』 】
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