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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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雨の降ったり止んだリが続く。蒸し暑いが、もう夏の暑さではない。夜中の微妙な気候に、風邪を引きそうになるが、喉が少し痛い程度に止まっている。季節の変わり目だという事か。近頃デリケートな44歳である。

車のFMから、平井堅の曲が流れていた。「ストロベリーセックス」ナンとも甘く淫靡なタイトルだ。そう言えば、ドラマは一度も観たことがない「SATC」が話題である。「さっきまであんなとんでもないこと」の意味ではない。「セックス・アンド・ザ・シティ」は、マチを10数センチのピンヒールで闊歩する女性のブームを巻き起こし、そのファッションも注目されている。そもそも、「セックス」という言葉を惜し気もなく(ちょっと違うな)恥ずかし気もなく使うようになって、日本も淫らなまぁはしたないとオバサマに注意されそうな欧米化である。それは大袈裟にしろ、「セックス」は言葉にするのは少々恥ずかしいものであった。

CXヒットドラマ「東京ラブストーリー」('91)で鈴木保奈美が、カンチ役、霊長類ナメんな!織田裕二に対し「セックスしようか?」というセリフを言ったのは、20代後半の僕達には衝撃的な出来事だった。「女はそれを我慢できない」('78)と唄ったのはアンルイスだが、「女はそれを待っている」というのは古い映画のタイトルだったと思う。「それ」とはセリフではなくすなわち行動であろう。昨今は嫌われたくない一心で「○○してもいい?」と聞く男が多いらしいが、ちなみにそういう男はセックスとは言わずに、Hやチューと言う。それはあまりにも思考だけが欧米化であり、中身は昭和のままである。鈴木保奈美を見習うか、即行動に移せ。とにかく、セックスは言葉ではなく行動であり、言葉はやはり気恥ずかしい。

一つの単語に幅広く意味合いを持つ英語は、時に勘違いを生む。入国審査に「Sex?」と聞かれ「週2回」と応えた村田英雄の話は有名だが、そんなオールナイトニッポン的逸話はともかく、僕らは小学校の頃の性教育に於いて、脳みそ10倍ほどの頭でっかち(死語)な妄想を抱いたものだ。スウェーデンは性の先進国だと教育されたものだから、あの国はみんな裸で生活をしていると思っていた。その後「スウェーデン」と口にするだけで顔を赤らめ、金髪だが服を着ている女性はスウェーデン人ではないという認識を持っていた。外国人の多い京都に生まれ育った僕だから、その判断は助かった。ニュースで観るストリーキングやヌーディスト村は全てスウェーデンであると思っていた。あの頃にもし「IKEA」が日本に上陸していたら、それは確実に黒船級の一大事、鼻血ブーッ(死語)となったはずだ。

トルコ風呂の意から、日本でも男性の欲求を満たす、欲情という浴場がトルコと言われていた頃、歴史の授業で「トルコ革命で滅亡したオスマン・トルコ」と言われるだけで、もう頭の中がオースマン・サンコンになっていた。多分その瞬間は、5km先のシマウマの雌雄が見分けられた。今でも、トルコアイスが食べられない。

僕には2歳下の弟がいるが、小学校の頃なぜか二人して女性の履く「ブーツ」という言葉に異様な興奮を覚えていた。その響きが恥ずかしかったのか、それとも長いブーツに大人を感じていたのか、それは今でも解らないでいる。しかし、「ブーツ!」とどちらかが言う度に、志賀兄弟は恥ずかしさを誤魔化しゲラゲラと笑い転げた。中学に上がり弟が小学校高学年の頃、西城秀樹が「ブーツをぬいで朝食を」という、とんでもない新曲を出した。 今はそのタイトルの意味合いがよく解る(食事は行儀良くという意味ではない)が、その頃は「ブッ、ブゥ〜つっっっぅ〜〜…」とのたうち回っていた。人がブーツ兄弟と言ったかどうかは定かではない。

甘酸っぱい想いと共に、そういった言葉の数々の意味が解明されて、セックスにしてもあまねく口語として認知され、使い分けができるようになる。

それにしても、観た事のない「セックス・アンド・ザ・シティ」については今のところ、いやらしい事しか思い浮かばない。僕は、あの頃の小学生レベルである。


※今日のヒトコト
ちなみに今は、「ポニョ」が恥ずかしい

※志賀氏的伝言板
緑ヤクザ、久々にオモロかったぞ(^_-)

※お知らせ
【志賀クリエイティブディレクション担当  旧居留地東の京町筋(ジル・スチュワートの2F)に、7月13日オープンしました! >>>『cafe CARTA(カルタ)』


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