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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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月曜の朝、ゴルフ全米オープンを見ていたら最終ホールでタイガーがバーディーを奪い、翌日のプレイオフに持ち込んだ。えげつないメンタリティ、強い運である。その段階で、日本でのテレビ中継は17日午前1時15分からだと画面にも出ていたので、店が静かだったら近くの中華で子機を持って観ようと思ってた。そしてこの日の店に入る前、中華(どんだけ行くねん)にいると、夕刊に「午前2時半から」となっていた。なんだそりゃである。こんな日に限って車で来ていなかった。中華店は午前3時閉店。無論電車は、午前1時過ぎが最終である。困りまちた。

詳細はまた案内するが、月曜は旧居留地東、京町筋にできるカフェの内装工事引き渡し日だった。僕はクリエイティブディレクターとして、ロゴや販促物制作などその見せ方を担当しているのだが、着席でおよそ70席、色々本格的な受け皿のある設備(パーティー、イベント、ライブなどの貸し切りにも対応)を擁すこのカフェは、いい店になると太鼓判を(死語)押す。ビジネスランチ需要もあるエリアだが、アイドルタイムなしにカフェタイム、そして夜(22時閉店予定)へと新しいまちづくりの一端を担うものだと思う。市立博物館の北側にはホテルとバーニーズニューヨークができる(平成22年春竣工予定)し、新しい人の流れがこの南北の京町筋にでき始めるはずだ。ジル・スチュワートの2階にこの日、ファサードが取り付けられて、LEDのロゴが浮かび上がった。その店は「cafe CARTA」と言う。

まちづくりと言えば、シンプルな疑問を。船橋、横浜、神戸に続き8月、IKEA鶴浜が大阪市大正区鶴町にできる。阪神高速湾岸線天保山IC近くらしい。2006年秋の段階で、元々大阪と埼玉への計画があったのは聞いていたが、その当時は神戸への出店が2009年だと記してあった。だから神戸が4月にできたお陰で、大阪の計画は延びたんじゃないかと勝手に思っていた。土地があるから大型家具量販店を誘致して(アプローチはIKEA側だとしても)、神戸がオープンすればせめて向こう5年は関西圏には造らないという契約などできなかったのか?これでは、今のポートアイランドへの人の流れを、神戸はまた逃してしまう。震災当初、三宮元町の百貨店壊滅のせいで盛況を誇った、ハーバーランドの阪急百貨店を思い出した。復興を遂げると人は至便と品揃えを求めるものだ。今その場所は、閑散としている。

例えば、店の隣に同業者ができたとしても、そこに立つ人や店独特の個性があって「住み分け」ができていれば、何ら問題などないはずである。わざわざそこに行く理由付けを、各々は持っているものだからだ。

「いい店」の基準は確かに違う。美味いものを出す。雰囲気がいい。お気に入りのソファがある。静かで放って置いてくれるのがいい。覚えていてくれる。干渉して来ない。交通の便がいい。煙草が吸える。無線LANがある…などなど。

恨みなどないが、神戸でも大阪でもIKEAはIKEAだと思うのだ。至便ならより近場に行くし、品揃え充実を思うのならそのいずれかに行く。しかしそれだけじゃ、ナンだか寂しくもある。量販店、フランチャイズにも共通する画一的なオペレーションは、「そこに在るべきもの」とは違った「のような」まちづくりをする。

その昔、マチの駄菓子、豆腐、散髪、電気、風呂、それぞれには「屋」が付いていた。その奥や上階に住む人が営んでいた店が多かったゆえに、そこはかおく、家屋でもあったのだ。住む人に会いに行き、その人から顔の見える買い物をした。

酒屋は存在するのでバーをそう呼べないのだが、家のような店だとずっと言い続けてきた僕からすれば、この店もそんな家屋の意味合いも含んでいる。

という事で、IKEAは「いけ屋」にしていただきたい。


※今日のヒトコト
実写版ペコちゃんなら、キャスティングは松たか子

※志賀氏的伝言板
シネ・リーブルで、 「リボルバー」 楽しみだ


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