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金曜日、晴れた神戸だった。
親を見ると子が解り、子を見るとその親が解るなんて言ったりするが、今の時代はそうでもないようである。自宅マンションのフロアには4戸の部屋があるのだが、エレベータ前で出会った高校生くらいの男の子は全く挨拶をしない。タスキにグッチのバッグをかけて、妙に日焼けをし髪は茶色い。小さい頃にはちゃんと挨拶したはずの子が、今は「キレる若者」風貌ゆえに、そうしない事が格好良さと言わんばかりのスカした(死語)態度である。面識のある両親は、常識人だと思う。たまにエレベーターなんかで一緒になると、奥さんはかなりの話し好きであり、旦那さんは「志賀さんは自由っぽくていいですねぇ 僕なんか尻に敷かれっ放しですよ」と物腰の柔らかい「いい人」で、典型的なサラリーマンに見える。もしかするとご両親は、その息子に言わない、言えないのかも知れない。次にそういうシチュエーションに出くわしたなら、「こんにちは!」といつもよりデカい声で言おうと思う。彼がキレたら、ご両親には悪いがドロップキックだ。
滅多に乗らないJRで足止めを食らった。住吉での人身事故に運転を見合わせて、30分も須磨に軟禁された。目の前の、パチンコ話(おそらく)をするバカップル(死語)の女子が「ナンで、JRに飛び込む人が多いか知ってる?」と聞く。聞いた話だと、樹海でひっそりと人目を忍んで…という人は少なくなって、他の在来線より利用者も多く注目度合いも高いJRを、わざわざ選ぶ人が増えたという説が有力らしい。そのカップルの男が「ナンで?」と聞き返すと「JRの入場券が一番安いからやで」と得意気に答えていた。いずれにせよ馬鹿馬鹿しいその理由に、迷惑を被る人々がいる事には違いない。その命を、意図せず亡くなる人々に使えればいいのに。と言ったところで、粗末な現状も止めようがない。
三宮国際会館のホール横を夕方通ると、会場前の行列に出くわす事がある。その年齢層で、大抵はどんな催事なのかは想像が付く。オバちゃんばかりだと、氷川きよしか早乙女太一。ちょっとひねって、ジャガイモの会やピーター(つまり池畑慎之介)辺りである。過日もアキバ系がたくさんいた。見ると、アニメの声優や主題歌を唄うアーティストのライブだった。指定席なのになぜに並ぶのかと思ったら、それは限定グッズを手に入れたりするのだそうだ。この日も、18時前には既に長蛇の行列ができていた。客層は若い。男女比率は半々でカップルも多い中、一人で来ているオッサン(僕くらい前後の年代)も時折いたりした。エグザイル?と思ったら、それならギャル系が多いんじゃないですか?と一緒にいたベロ福島が言うので、オレの母親はエグザイルのファンだとは言えなかった。
さて、その答えは「BoA」だった。
なぜか、ABBAを思い出した。
※今日のヒトコト
【 芋洗坂係長がゲストか 】
※志賀氏的伝言板
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