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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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水曜日、一日置いてまた雨である。東京の広告代理店の男からメールが来た。CMのロケがこの悪天候で先延ばしになっている。15日に上京の件、時間を前後に変える事は可能ですか。そんな内容だったが、確かに業種業態、立場によってそういったイレギュラーもある。面倒だからと、決裁権のある窓口との交渉が手っ取り早いが、それが役員だったりすると、グループ会社で大きなトラブルがあったとかで現場サイドで解決できない時には、急遽ドタキャン(土壇場でのキャンセレーション略? ちょっと死語っぽい)を食らう事もある。そんなスケジュールの調整をする才覚も、クリエイティブディレクターの僕に問われている事だと思う。

その業界で長けた人、有名著名も含めそこに君臨する人は、他の業界に行ってもそれなりに成果を上げるものだろう。変な例えだが、イチロー(鳥羽ではない)が銀行強盗をやったら、アシが付く事なく迷宮入りするくらいに上手くやりそうに思う。過去にアルセーヌ・ルパン、怪人20面相、ルパン3世の様に、所謂「けむ(煙)に巻いて」忽然と姿を消す泥棒にも、それぞれ他にも才能があった。「バットマン」「トーマスクラウンアフェアー」も、普段は大富豪だったりした。要は向いていなかったり、切羽詰まって罪を犯す人ほどに、証拠を残してしまいお縄を頂戴(死語)するものである。余談だが、そういう男は浮気もバレる。

随分前にホームページでは書いたと思うが、新聞などの広告によく載っている通信講座の一つに「ユーモア講座」なるものがある。似た様なものに「スピーチ講座」もあるが、つまり人前で話すのが苦手だったり、人を惹き付ける話術がない、そんな場で失敗したなんていう人には打ってつけ!という謳い文句の講座である。無料資料請求ができるとあったので昔、仕入れてみた。毎月数千円だったか、半年ほどの通信講座を終了すればアラ不思議、赤面症だったアナタも、人気者をいつも外から見ていたアナタも見違える様に話題の中心になれる!らしい。送られて来るカセットテープ(今ならDVD?)とテキストがチラシに写っていて、講師が清水国明という微妙なあのねのねに、苦笑した事がある。

この話は、カリスマ美容師(それすら死語っぽいが)に憧れて理美容学校に行く若者や、雑誌(僕らの頃はHOT-DOG)の「男と女SEXマニュアル」に頼って研究するヤツみたいなものである。そもそもは、ユーモアや感動させるスピーチ、それらの言葉は、ただ教えられたそのままを伝えても仕方がない訳で、ましてや女性を口説く事や、独特の個性を創る事などに、先人の歩いたそのままの道をなぞる様にして真似る行為のほとんどは、滑稽なものでしかないと気付いていない。

「女性が自分の髪に何度も触れる行為は誘っている証拠だ」「焼肉を一緒に食べてる男女はネンゴロな仲だ」「やたらとボディタッチをしてくる女性は、簡単に落とせる」「女性が足を組み替えるのは、実は誘いではなく警戒である」「『今日は、酔っちゃったみたい』と言う時には、朝までOKだ そんな時には『部屋を取ってあるんだ』とさりげなく、ルームキーをカウンターに置こう」

…全て見事に、死語、死マニュアルである。

今日は何を書きたかったと言えば、自ら書物などを選んで「自分はこうなのだ!」と主張するのも結構なのだが、やはりそこに導いてくれる他者がいてこそ、身体の中から身に付くキャラクターを見出せるものだと思うのだ。それでいて何かにチャレンジするのなら、心身共に余裕のある状態で臨むべきものなのだ。

ヒーローの人気は、その個性でありマニュアルのない余裕なのだろう。

しかし、僕はと言えば、試しに銀行強盗などできる勇気は持ち合わせていない。


※今日のヒトコト
どうでもいいけど、雨降り過ぎ

※志賀氏的伝言板
敬文、メール見たか?15日行く予定


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