www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
3/03「袋を器用に折る女たち」 バックナンバー >>>
快晴の日曜は自宅に籠り、あれこれ仕事に取り組んでいた。夕方、すき焼きが無性に食べたくなり、ジェームス山SATYに食材を仕入れに向かう。多分、週末に来ていたお客様の「松阪牛すき焼き店 海津」の話を聞いたからだ。僕もリゾートホテルで働いていた関係で三重県に住んでいたが、すき焼きと言えば牛銀か和田金だと思っていた。どうやらそこは宣伝もしない、凄い庭園もある老舗の様である。いつか行ってみたいものだが、とりあえずは一人すき焼きである。他にも色々食料を買い漁ったものだから、帰りには大きなSATY袋(通称サティアンバッグ、と僕だけが呼んでいる)が二つになった。この袋の話は後にする。

週末、大学ラグビーの後輩から結婚相談を受けた。結婚をした事のない僕にである。リアリティのない言葉に、それは本人次第としか答えられなかったが、20数年一人暮らしの僕からすれば、互いに許容できる性格であったり「その人」であれば問題がないのだとも思った。ゲイ疑惑もある僕の家にも、女性が出入りする事も当然あった。例えば、知らない間に洗濯されていたとか、干していたそれらを取り込んで綺麗に畳んであったとか。そういう事が嬉しいのならその相手だろうし、勝手にすんなよ!と怒るのなら、一生一人でいればいいのかも知れない。

Tシャツや下着の畳み方は人それぞれ、特に男女に於いては違う様だ。店の販売棚や、パッケージされた状態の様に畳むやり方と、収納性を考えてクルクルと巻いたカタチ、もしくはパンツだと小さく丸められている場合もある。確かに収納性は良く、なるほどなと思った事があるが、中華ちまきかっ!と突っ込んだりもした。

しかし当然、全てを容認できない事もある。僕の場合、自炊しないからほとんど生ゴミは出ない。つまり市の指定のゴミ袋や、ブルーの袋も使わずに、スーパーやコンビニの袋で事足りる。気になるのは、その袋の畳み方である。

近頃はエコバッグの存在で、袋を貰う事すらなくなる傾向にあるが、僕は相変わらず週一回くらい行くSATYで買い物する際、それをいただく事になる。志賀にエコバッグというアンバランスさもあるが、買い物の量によって、大抵大きなのと中ぐらいの袋をくれるのでそれに甘えている。生ものとそうでないのに分けて入れましょうという意味だと思うが、この大きい方が特に役に立つ。多分一人暮らし(特に男性)ならやっていると思うが、45Lほどのゴミペールにはちょうどいい具合にハマる大きさで、そのまま燃えるゴミとして捨てられるのが重宝するのだ。

ところが、女性が出入りする様になると、時折勝手の違う事が起きた。僕はいつも買い物から戻るとその袋をそのままシンク下の棚に放り込むのだが、必然的にかさ張ってきてこんもりと山積みになっている。例えばある女の子は、それを「ほねっこ食べてぇ〜」の骨みたいに結んでいた。確かにそのお陰で、収納性もアップした。また違う女の子は、中学生の交換手紙みたいに綺麗に畳んである。中にはご丁寧に手裏剣みたいになっているものまであって、思わず「流石大きい袋で作ったヤツはよく飛ぶよねぇ…ってナンでやねん!」と乗り突っ込みしたりした。

女性は、機能性や実用性を重視する人が多い様に思う。そこにデザインが加わる様になって、今のデザイン家電ブームもあるのだろう。僕は昼間にデザインに関わる仕事はしているが、自宅、特にキッチン周りに家庭の匂いがほとんどしない。そう言えば聞こえはいいが、要は無頓着なのである。しかし、しかしである。手裏剣になれば、それが大なのか中なのか、はたまた小なのか(厚みで判るとしても)、ほどいてみないと知り得ないのだ。それも凝った折り方にしてあれば、もう途中で出来損ないの器を作った陶芸家の様に「違うっ!」と投げつけたくなるのである。

そして最も厄介なのは、その中に手裏剣や交換手紙やほねっこが入り混じっているのを発見されると、「アタシが作ったのじゃない!」となってしまう事だ。

そういう時は、「僕も器用になったものだよ」と返す様にしている。


※今日のヒトコト
単純に、キッチン&シンクは女性の城だと思っている と逃げておく

※志賀氏的伝言板
今週は内勤(仕事場缶詰)が多いです


◆この日記に コメント したい方は、神戸加納町 >>> 「BAR志賀」【ブログ版】へ! (HP日記のみ更新・ブログのみの画像もあり!)

◆携帯から見るブログ版! http://bar-shiga.ameblo.jp/


加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga