www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
2/21「よくもまぁそんな事でこの文字数書くな」 バックナンバー >>>
水曜日。仕上がった医院の新しい名刺をDTPに受取りに行く。なかなかいい感じである。医師でこんな名刺を持ってる人はいないだろう。と言うか、古くからの体制、習慣、取引などという自らがつくり上げた関係とは別のモノからは、そういう発想は出て来ない。つまり改善の余地は至る所にあるのだ。

ちょっとマニアックな話をしよう。店の向かいの玉撞き屋に通って、店と共に13年近くになるが、久々に真剣に玉を撞こうかと思っている。いや勿論、店の営業時間外で。まず、もう辞めようと思ったのは、常連(プロやA級以上の上手い人や、僕より年上の熟練者達)が来なくなった事、店の改装で1階がプールバーみたいになった事(ダーツと酒もあって、照明暗めだから撞く環境ではない)、そして近くの玉が見え難い、つまり老眼の気が出て来た事であった。流石に、もう試合に出ようとか、またA級より上を目指そうとかは思わないのだが、ちょっとしたキュー(プレー棒の事)を手に入れたから、またやりたくなった。

日本製のそれは、高級な部類ではないがバランスはいい。車でもよくドレスアップする人がいるが、完成品として扱わずにチューンナップできる。キューにはバランスを変えるボルトがあったり、シャフトを最新のハイテクにしたり、タップ(キュー先に付いている)の素材を変えたりとそれなりの方法がある。手に入れたと言っても、それは新しいキューを買った人が使わなくなったものなので、あまり改造はできない。そうなると手っ取り早いのはタップなのである。

その昔、ハギ(キューの握り部分)の装飾は、アワビなどの貝が埋め込まれたり、先日にも書いた様に黒檀や象牙までをも使われるものがあった。ダイヤモンドが入っていたりして、美術工芸品の域に達している何百万もするキューだってある。職人が一子相伝でこの世にいないなんて価値も含まれるが、弘法筆を選ばず、実は上手い人はどんなものでもそれなりにいい玉を撞くものだから、僕もそれに倣って新しいキューを探す事も、キュー大改造も止めた。

タップというモノはその昔、牛革でできていた。ビリヤードに適したいい皮が取れない現状もあり、今や樹脂(主にブレイクやジャンプキュー用)まであったりするが、フィーリング、微妙な打球感、タッチは出ないものだからある程度値段は掛けた方がいい。繊維状にした革を圧縮成型したファイバーが一般的に安価で流通しているが、「積層」という豚革を何層にも重ねて圧縮成型するタイプが割高である分、手玉(白玉)の食いつきがいい。僕が手にしたのはその積層のアメリカ製「スナイパー」定価1890円(玉屋価格1680円)也。店にあるハウスキュー用が大体300円くらいだから、結構いいモノである。いつも使ってるのが「モーリ」(実は世界に誇る日本の毛利工房のもの)のミディアム1500円(玉屋で1000円)だが、その日に在庫がなく、思い切って交換してみた。

まぁまぁ撞く機会のある人で4〜5ヶ月くらいは使えるはずだが、僕は少し特殊なストロークでアクションの出る玉を撞く方なので、この柔らかいタイプのタップなら「ヘタリ」が早い。しかも、革のせいか「スナイパー」という名前のくせに当たり外れがある。撞き始めたら「パンク」する場合もあり、ちょっとした定食ほどの値段がパーになるという、ナンともマゾヒスティックなタップなのである。

自分でも、やはり未だに玉撞きに於いては一家言あるのだなと再認識した。

ここまで読んでくれてありがとう。落ちなどない。

落とすなら 玉を落とすよ ゴトンッとね(五七五調でどうぞ)


※今日のヒトコト
【先日、ミラノサローネにも出展しているメーカー社長から、サッカーボールのデザインをやらないかと言われた  楕円から球へ フットボール繋がりだな

※志賀氏的伝言板
3/24(日)またNGKへ川畑クンの新喜劇!


◆この日記に コメント したい方は、神戸加納町 >>> 「BAR志賀」【ブログ版】へ! (HP日記のみ更新・ブログのみの画像もあり!)

◆携帯から見るブログ版! http://bar-shiga.ameblo.jp/


加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga