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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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雨模様の寒空、木曜の午後、旧居留地にある知人弁護士事務所に出向く。子供の親権を争っている…わけではない。以前このオフィスの名刺などを担当させてもらった縁もあって、何かと話しに行く。専門家の話は面白くタメになる。

僕の会社も契約税理士にお願いしているが、ある程度は自分でやらないと気が済まない性格である。お陰でその分、超破格値で請け負ってもらってるが、そこまでやれば数字で現れる仕事でも「血が通っている」感じがしていい。それは「志賀さんが好きな様にデザインしていいから」と言われる時と似て、幾度の打合せ、コンセンサスで共に創り上げたプロセスが感じられない関係性は寂しい。自分ではどうしようもない時に、専門家の力を借りる様にしている。一通りの解答を書いてみる。その後の添削は専門家に、といった感じだろうか。

プロフェッショナルならば委ねるのも安心なのだが、昨今はバッジや制服に威厳がないゆえに「プロの中から更にプロを選ぶ目」も必要な時代だ。「ウチは、飲食店舗の内装を年間数百件手掛けてますから」と営業されて任せてみれば、居酒屋チェーン店しか担当した事がない業者の場合もある。デザイナーと謳っていながら、「デザイン」の意味も知らず、デザイナーとクリエイターの違いすら語れない人間もいたりするから、その道のプロを探すことも容易ではない。

そういった意味に於いて、前述の弁護士や税理士との出会いも、他にもその業界の知った顔がある中でその人を選んだ「目」を誉めるべきで、僕はそういう事だけには長けていると自負している。店が何となく続いているのもそうなのだと思う。

僕は元来、占いや宗教、それに似た道標めいたモノには頼った事がない。しかし独りでは生きて行けないという事は理解しているので、人に助けを乞う時もある。ただそのためには一通り自分の足で、「生きて」いないとダメだ。生きずに何かにすがるのは抜け殻と同じで、敷かれたレールに足跡など付くはずもない。

僕が店に立てば、お客様は僕の事をプロだと見る。対価をもらえているのだから、やり方は店により様々でもプロだと言える。しかし僕からすれば、お客様にもプロとアマがいる様に思う。アマチュアのお客様は、飽きるのが早い。勿論、僕の店が好みに合わないという事もあるし、流行モノに敏感だという言い方もできる。反してプロのお客様は根付く。それが例え一年に一度でも根付く場所を見付ける。そして「こうした方がいいよ」という言葉など使わずに、全く違う会話から店主に気付かせてくれる。やはりプロは、添削に秀でている。

僕は、そんなプロのお客様に助けられている。

たまに赤ペンで「がんばりましょう」と書かれた気がして続くのだ。


※今日のヒトコト
「生きている」と、そういうことが少しずつ解るようになった

※志賀氏的伝言板
11/3の店は開いてます


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