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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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朝、いや日中までもとても寒いくらいの土曜日、久々にウイングスタジアムにてサッカー観戦。少ないチャンスをモノにしたヴィッセル神戸が、何度もゴール枠にシュートを放った、上位チーム清水エスパルスに金星をあげた。1点を争う競技には番狂わせもあるが、ラグビーの様な力技にはそれはほとんどないと言っていい。よく「格闘技のようだ」とも例えられるが、一発のカウンターパンチで勝てる試合が少ない点で言えば、それは1対1のそれではなく「15人対15人の格闘技」という形容が合っている。よくもまぁ、あんな競技を齧ってたものだと思う。

昔ココでも書いたし世間でもよく言われる事だが、近代スポーツは、「不条理を極力なくした」ことで成り立っている。その昔はこうだ。水分補給をしないこと、うさぎ跳びなどの膝や間接に悪いトレーニング、代々引き継がれるしごきや体罰とも取れそうな行為。これらの根底にある「根性」「我慢」「忍耐」は、確かに不条理の元にあったはずだった。理解に苦しむ(と言うかその余地がない)上下関係に色々思う時もあったが、その様々な出来事が僕の人格形成の一端でもあることを、実は今になって笑い話にしながら、時に有り難くも思い出している。

大学一年時、練習で声が出ていないと言われればそれは連帯責任となって、全員でしごかれた。四年の先輩の部室に呼ばれ「センスあるパン買ってこい」と言われて、考えた挙げ句に無難な焼きそばロールを持って行ったら、「ワシの食いたかったのは菓子パンじゃボケ!」とグーで殴られた事がある。

不条理は、どうにもならないもどかしさでもある。それらを簡単に消化できない若者ではあったが、良きも悪しきも知った上で、していいこととそうでないことが、そうやって身に付いたということは否定できない。そんな前述の話を親にしたかと言えばそれはない。あの頃の親は「学校やクラブに預ける、任せる」気持ちがあった。「そこで起きた事はその中で解決してください なぜなら私達親は、子供を託したのですから」というスタンスがあったからだ。

そこから逃げないで続けられた事や、今、こうして笑える事を思えば、やはりそこには苦楽を共にした「仲間の姿」があったからに他ならない。

若者が亡くなった、痛ましい事件が巷を席巻している。マスメディアの報道とは違う、真実はもっと深い奥底にあるように思えてならない。


※今日のヒトコト
不条理の免疫がないと、キレるのが早い  そんな事件も多いように思う】

※志賀氏的伝言板
今年もあと3ヶ月って知ってた?


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