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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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あらすじ:実在はしないが確かにその人々はいる三宮大学 兵庫は神戸にあって、夜を徘徊、街場のルールや振る舞い、あしらいを心得た者どもにこそある大学である 「三宮大学に卒業はない」を教育方針に、扉一枚の敷居の如く、その傾向と対策は実践とそのソクセキでしかない そんな大学の面々(ブースカ教授・ジュン助教授・修士課程院生ブルマン・学生就職課加納町 志賀が日曜日、三宮を飛び出した。いざ、三宮大学課外学習の、はじまりはじまりぃ〜。

時は平成十九年、黄金週間入口の四月二十九日。快晴をクワィセイと読ませる辺り、カンサイ大学とクヮンセイ学院大学の一線を画す響きほどの、三宮大学課外学習は幕を開けたわけである。神戸より国鉄の超特急は、先頭に乗ると大阪地下鉄道御堂筋線に近いと知りながら、なぜか最後尾にいた我が輩は、得意気に数十分を過ごした時間を恨みながら、大阪ホームの端から端の人いきれを掻き分け、我は潜水艦ノーチラスと脳を散らさんばかりにブクブクと御堂筋に潜航す。

雨は降らねどオーヤンフィーフィー。御堂筋を数駅で、難波、ミナミにはその昔、ロケットが隠された広場があったと記憶していたが、なぜか「くじらパーク」という造形物がデンッと鎮座していたその横を通り過ぎ、地上に飛び出す潜望鏡に映りしは、我が輩の知らないビッグカメラ。千日前の千日堂は何処へ。

その筋南下辿り着きしは、精華小学校跡の小劇場。唐十郎作・演出、唐組第39回公演「行商人ネモ」へ、先乗り院生ブルマンの手柄で4名分の整理券、その番号160〜164を手繰り寄せ候。校庭に人集り、紅いテントがまるで胃袋のようでサーカス小屋のようで、胸躍らせる期待感にそこに飲み込まれることも厭わず。教授、助教授の登場まで、丸福茶店にて濃い目の我好みの珈琲と、ミックス・サンドウィッチをつまみながら、院生ブルマンとその時を待った。

ようよう開場の18時半には、50番ずつ区切られた列の先頭に役者が立って、運動会のマスゲームの入場を待つ学生時代を思い出す。いよいよ紅いテントは瀑状胃の如く200数十名の民衆を飲み込んでゆき、脱いだ靴をビニール袋へ、長い棒切れで支えられたその下に一面に敷かれたゴザに座り込む。ギリギリに到着教授陣は立ち見と相成ったが、イキツク暇もないほどに畳み掛ける科白の数々に、その感想は自由軒での名物カレーと瓶ビールに交わされた。教授が車で来てくれたお陰で、一路車は西の御影まで。料理人の客も多い居酒屋・なだ番にて、偶然連絡のあったラグビー選手タケ、ケンタ、オガジン合流。車を自宅において臨戦態勢教授も戻り、三宮大学ブースカゼミ開講。聴講生ラグビー選手も、確実に単位を重ねた夜だった。

教授を見送り、乗車拒否に遭うラグビー選手を尻目に、まずいることのない御影の夜を、三宮が根城の3人がフラフラと歩き出す。助教授、院生と別れ、更に東に野暮用で、気が付けば午前4時35分。ホームタウン三宮の先輩店に合流が思い断たれて仕方なく、24時間看板見つけた米国フードに飛び込むも、午前0時〜6時はドライブスルー。人間スルーは買えるのか、試してみようと思いしも、何処で食すか四十と二歳。家族もいない男が独り、ファミリーレストランで始発待つ。

かくして、唐十郎の言葉遊びに感化されて日記認めようと思った我が輩が、日頃とそう変わらない文体に駄洒落も少なに、これにてお仕舞い。ネモ、もとい、寝よ。



あとがき:携帯の電話帳には、幾つかのカテゴリーに分けて整理している。昼間の仕事関係、店のメンバー、ホテル料飲店、ラグビーなどスポーツ関係など。この日共に旅をしたメンバーのいるフォルダも、そういったタイトルを付けていたが、それは今日から「三宮大学」という名前に変えた。


※今日のヒトコト
4/29日記、加筆更新しました

※志賀氏的伝言板
黄金週間(4/29〜5/6)、5/1・2・3日(イベント)開いてます


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