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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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火曜日、変則的に午前10時から三宮での打ち合わせ。一旦家に帰って諸々。月曜大事を取って、終日寝たお陰でこの日はあまり眠れず。

先輩と村上のブログで、日曜の大阪体育大学OB総会並びに監督就任30周年パーティーの盛況について知った。日、月曜と風邪で寝込んだことも理由の一つだが、少々バタバタしすぎで覗くこともできない。OB会費は振り込みました。長崎(同期の大学コーチ)許せ。ラグビー繁栄のため、僕は違うカタチで尽力するから。

さて、今更ながらだがフォレスト・ウィテカーがアカデミーの主演男優賞を獲った。アフリカ系アメリカ人の俳優で、昔からバイプレーヤー(脇役 和製英語だな)として注目してたから、何だか「育てた感」が嬉しい。

初めて見たのは、「ハスラー2('86)」だ。助演男優賞はポール・ニューマンで、音楽賞はクラプトン(サントラがカッコイイ)だったと思うが、斜視のハスラー役(下手なフリをしてレートを上げて掛け金をかっ攫うギャンブラーのこと 「とぼける」が語源)を好演していた。のちに分かったのは、本当に斜視であることだった。それは次に彼を見つけた「クライングゲーム('92)」冒頭の、アメリカ人捕虜役で知った。上映開始前半すぐに殺されてしまうのだが、鮮烈に印象に残る演技をした。その後、「ゴースト・ドッグ('99)」では、武士道、葉隠れの心を師と仰ぐ殺し屋を熱演。日本刀を扱う姿が様になっていた。

そして今年度アカデミー主演男優賞の「ラストキング・オブ・スコットランド('06)」が、10日から上映中である。ウガンダのアミン大統領役、脚色を交えてR-15の迫力ある作品に仕上がってる(らしい)。観ないといけない。

脇を固める。普通に生きていると、その担い手になっている実感が湧き難い世の中で、俳優という職業は「なくてはならない」存在を明確に『キャスティング=ポジショニング』というカタチで表している。けして主役を食うことはしないが、バイプレーヤーであることを使命のように、その瞬間に光りを放つ。

ラグビーに於けるFWのようなものか。やるべき仕事を認識して、チームメイトから信頼を勝ち取る。それは容易いことではないが、それを当然の仕事(犠牲を厭わない 練習を、それ以上を本番で出す)として遂行できる人間は頼りになる。

今季で監督を退いた男が言っていた。

「時間の使い方には濃淡がある 短い時間を、濃く使える人間はアスリートだ」

そつなくこなす(フリをする)、優等生である、人当たりが良い、共感者を求め歩く、頭で考える、自分を追い込み切れない、自分に矢印を向けない……多分そういうヤツは、一般に成功者になったとしても、誰もが認めるアスリートにはなれない。信頼を勝ち得た、歴代フィフティーンには名を連ねることはないのだ。

そんなバイプレーヤーであった、フォレスト・ウィテカーが主演男優賞を獲った。まだ作品は観てないから、僕の好きな彼なのかどうかは分からない。ただこのことは、間接的に勇気をくれたと勝手に解釈している。

彼は間違いなく僕の、歴代名優の一人である。


※今日のヒトコト
僕は「マチのアスリート」になりたいわけだ

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