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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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金曜午後、DTPにDM仕上がり受け取りの後、銀行のATMでオシッコ漏らしそうになった42歳、志賀でございます。もし漏らしたとしたら、幼稚園以来です。

それで、あり得ない話を思い出した。

予め言っておく、下ネタで失礼。そう言えば、タモリ倶楽部で「下仁田ネギを食べながら下ネタトーク」という企画があった。どうでもいい話だ。

店ももう終わりの時間に差し掛かり、残った2人の女性は大層酔いが回ったご様子。どうせ飲むんだから、人に迷惑を掛けない楽しい酒は大歓迎である。大人の飲み方は、街場のルール・振る舞いを使い分けること。そういった意味では、このお二人は大人だったと言えよう。ただし、その時間までは。

お一人がトイレに入ると、もう一人が精算をする。お姉さん肌の支払いは、酔っているなりにスマートでカッコイイ。トイレから出てくるのが遅く少し気になったが、女性ゆえ化粧もあるのだろう。中には暖房が効いていて、たまに酔いが回って寝てしまう人もいたりもするが、待つ時間、話したりもできる。他にお客様のいない時間だから尚更、気持ちに余裕のある時間でもある。

数分後、出てきた女性のタイミングで、2人は深夜の「志賀」をあとにした。僕はいつものように見送って、いつものように会釈した。一日の終わりは、そこから始まる。グラスを片付けカウンターを拭き諸々を洗う。そして他のテーブルや椅子のレイアウトもチェックして、最後に重要なトイレの掃除が待っている。

トイレは重要だ。それはよく言われる「店の顔」でもあるし、それだけで全てが興醒めするほどとても大切な場所である。前にも書いたが、それはお客様側からの視点であり、翻って、トイレを綺麗にしていれば、それを汚されたときの店側にもそれ相当の落胆はある。「店は家だ」と主張している以上、来訪者と家主の関係性は保ち続けたい。 一人でやってる店の関係上、自分が行きたいかどうかは関係なく、営業時間中にトイレチェックは何度もする。当然この日も何度かの点検をし、家のように使ってくれているお客様に感謝した。

しかし閉店後、トイレの扉を開けて愕然とする。

足下のヒーターで、その長細く広いトイレの温かさは残っている。その奥には洋式の便器と、少し物が置ける自家製の棚、車やデザイン関連の本を中心に、以前雑誌に載った写真を引き伸ばした額がある。正面には、CD一枚掛けプレーヤー。できる限り現実に引き戻す調度品は避けて、実用品は隠すように置いている。それらはそのまま変わりなく、いつものように鎮座していた。

しかし便器の周りの床には、おびただしい液体が広範囲に飛び散っていたのだ。
僕は、ちょっとした探偵のように推理した。

……便座は上がっている。女性は用を足したあと便座はそのままにする場合が多い。ということは、彼女は便座を利用していない。便器の周りには液体が。洗面からは離れているので、顔を洗った、うがいしたその水であるとは思えない。とすれば、彼女は用を足そうとして……立ったまま放心放尿状態???……

勘のいい読者なら、もうその答えは解ったはずだ。

謎は解けた。

彼女は、彼女ではなく、





男だったのだぁ〜!!





(※ウソ 水を掛けてみて解った それらの液体は、水を完璧にはじいてたから、化粧水とか香水の類じゃないかと判明した めでたしめでたし)


※今日のヒトコト
本日天皇さんの誕生日は開いてます


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