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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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土曜午前11時過ぎ、JR三宮から新快速の最前車両に乗る。京都駅から地下鉄への連絡は、この車両がスムーズだ。フト見ると、運転士は女性だった。蔑視のつもりはないが、なんとなく怖かったりするのは、自宅ジェームス山でよく出会う「有閑マダム」の周りを考えない無謀運転を思うからだ。 しかし無難(当たり前)に大阪に着いた。ドッと人が降りる。その隙に、進行方向にある二名掛けの窓側席に座ることができた。

何席か向こうの通路に立っている、すげーカワイコちゃん(スーパー死語)と目が合った。その子は僕を見るなり笑顔に変わり、駆け寄ってきた。えっ?誰?若いぞ?どこで会った?カワイイぞぉ〜〜!!と思ってたら、僕の一列前の男前の隣に座ってた。あー、昭和のコントみたいだ。

しかしめげない42歳は、前の席を伺っていた。若い二人は互いに会釈するところを見ると初デートなのか?新大阪を過ぎたから、おそらくは京都デートだ。(いい季節、グッドチョイス 渡月橋に行ったら別れるらしいけど、これからの二人ならあの辺りも紅葉が綺麗だよ ふむふむ)女の子は話すときも聞くときも、ジッと目を見ている。それは仄かな恋心というよりも「いい子」なのだろう。そう愛ではなく、育ちも性格も「いい子」なだけなのだ、絶対。

Power Bookを出して原稿をチェックする。極たまに出稿するコラムの推敲である。しかし気が気でならない42歳は、また聞き耳を立てていた。後頭部しか見えない男はオダギリジョーくらいバサッと長めの髪で、ボソッと話す。最近の若者は声も小さいのか。(どうせオニギリダジョーみたいな顔なんだろう 付き合う前に滅茶苦茶にしてやりたい気分だ 「オウオウ、兄ちゃんよぉ かわいいネエちゃん連れてるじゃねぇか」とチンピラ風に絡んでやろうか)などと考えていると、京都に着いてしまった。よし、行くなら駅のホームでだ!!……

24日を休めば世間は4連休。京都駅はやはり人でごった返している。ちょうどその朝、街の景観条例のニュースで、市全域屋上広告並びにネオンサインが禁止となったと知った。五山の送り火が見えるスポットも、その目線を遮る建物への規制が始まる。どのマチにも条例はあるが、これほどまでに徹底した施行は、マチを愛する人々と行政との理想的なカタチだろう。僕の生まれた京都のマチが、いつ帰っても懐かしい空気を感じられるのなら、とても嬉しいことだ。

僕と同じようにそのカップル(ちょい死語)は、地下鉄へと階段に向かう。オニギリジョーの顔を確認して笑ってやろうと42歳は隣に回ろうとする。オニギリか、おむすび野郎か。やめとけやめとけ、そんな男はやめとけ……





ガーンッ!(死語)うわっ、妻夫木聡顔やん。しっ、しかも手繋いでるし。

「どうせ若いもん同士の付き合いは、勢いで結婚するかすぐに別れるわい!!」とは言わずに、若い二人を見送った、ちょっと危ない42歳であった。


※今日のヒトコト
【京都新風館の「J.LINDEBERG」のサンプルSaleに、大阪ガスのMくん(34歳)を誘って行ってたんだけど、店長のTくんとたまたま来てたパープルサンガのNくん(どちらも29歳)と共に、カフェへ  想いの方向が合致すれば、世代は関係ないもんだな、と再認識した


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