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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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曇りがちな神戸、水曜の街に出る。建設会社の支店長と、市役所本庁舎ロビーで待ち合わせ。近くの喫茶で、街の建築現状のヒヤリングと、これからの神戸について熱く話す。その後、踏み入れたことのない商店街を歩く。意外に広い店内の、地元の人が集う純喫茶に入ってみる。少し煮詰まったコーヒーも、いかにも「純」な薫りを漂わせて懐かしい。旨いコーヒーもいいが、懐かしさも外せない。

塩屋駅近くで下校途中の、まだ初々しさの残る小学生の男子数人とすれ違った。白い半袖半ズボンの体操服にランドセルを背負っている。僕も小学校の頃は6年間、服も半袖半ズボンの元気な子供だった。そんなことを懐かしんでいると、書店前で立ち止まったその一人が、「ここはエロ本ないで!」と言った。デジタル時代に、ちょっと救われた感じがした。

三宮にはJRで着いた。車内文字サインでは、「まもなく徳庵でございます」と出ている。徳庵を車内の路線図で探すと、学研都市線(大阪京橋から東に出ている新興ローカル線)、四条畷の手前の駅だった。兵庫に着こうとしていたのに、僕は眠ってしまっていたのかと一瞬目を疑ったが、ただの誤表示だった。近頃のJRは、やはりどこかオカシイ。

落語に「ときうどん」という小咄がある。うどんの金額をごまかすために、細かい金を出しながら「今、何時(なんどき)や?」と訪ねて、その時間の次から数え出し金額をごまかす。その方法を聞いたもう一人が、その数より少ない時間に食べに行ったものだから、「今、何時や?」で多めにうどん代を支払ってしまうという話だ。この日の僕は「ときジュース」だったのかも知れない。

コンビニで100%の1リットルジュースを買ったのだが、そこにはストレート果汁など置いてないから、濃縮果汁還元タイプの大体200円前後のモノがほとんどである。「208円」と表示が出ているラックから、グレープフルーツジュースを取り出してキャッシャーへ行くと、「250円」と言われた。

「208円って書いてあったのですが……」セコく言うと、「変ですねぇ」と言ったパートらしきオバチャンは同じ商品を取りに行きPOSに通す。「こちらも250円ですねぇ いつの間に値上がりしたんやろぉ」と、おかしな事を言いながら「今日だけサービスしておきます」と差額を返してくれた。

オバチャンは引くに引けなくなって

「ガソリンの関係かも知れんね」と半ば強引に、 それは紙のパックにも影響を及ぼしているとでも言いたげに、僕を見送った。

おそらく、オバチャンはパニクってたのだ。

差額が、48円返ってた。


※今日のヒトコト
【コーヒー350円で何時間も粘られる純喫茶 もう何十年も続いている風の内装  通りすがりじゃない人に、支えられてるんやろな


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