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水曜日、店の隣のホテルには「横浜」「宮崎」「福井」「三重」ナンバーが並ぶ。まだお盆である。店を開けてすぐに、ワールドラグビーのGM自らファンクラブの案内を持ってきた。東田さんは現役の頃から、仲良くさせてもらってる。OBとの連携、チームイメージの一新、このチームは色々変わりそうだ。神戸には2つものプロラグビーチームがある。今シーズンは、期待大である。
僕にとっての盆休みが明けた、体温にも近い36度の神戸である。元町のカフェに陣取り、店員の目を盗んでいつかコンセントから電源を盗ってやろうと目論見ながら、あれこれデザインを考えていた。
近頃もうこんな気温では驚かなくなったが、フト携帯で本日の世界の天気を調べてみると意外なことが判った。
インドネシアのジャカルタや、イタリアローマが日本と同じ気温。タイ・バンコクは神戸に近い。ハワイが30度少し。砂漠、ラスベガスが40度近く。サウジアラビアは40度を超し、アラブ首長国連合は46度を記録。これは想像の範疇。しかし昔にあれほど地理を勉強したのに、それほど世界を知らない。神戸の増保が地球儀が欲しいと言っていた。僕も欲しい。ナガサワくんとこでも行くか。
しかしもっと知らなければならないのは日本のこと。北海道稚内、宗谷岬は26度。東北、青森市内は29度。それは判る。しかし、石垣島でも33度で、沖縄那覇が32度だというおかしな現状。所謂、都会のヒートアイランド現象、地球温暖化は深刻な問題である。
日本に当てられた温室効果ガス排出量、二酸化炭素の減少は6％だと京都議定書会議で言っていた。今話題の自民党、チームマイナス6％とはそういうことである。イマイチ伝わっていないのはどういうことか。
僕が今関わっているビルのデザインは、UDも含めてそういった観点に注目している。ただマチに、景観を無視した住居や店が現れて商業施設が乱立する度に、何かが失われてゆく現況に危機感を感じているのだ。
マチをそれぞれの「カラダ」だと例えれば、マチを創ることは、服を着せたり、装飾品を身に付けてゆくことだと考えることもできる。神戸というカラダは今、不可解なファッションセンスを身に纏う人のようになっている。外面のいい化粧美人といってもいい。ただ、それらを着こなすために、中身から変わらなければならないことに気付いていない。
場当たり的な補修、サプリメントはいらない。
中から変わる、体質改善が急務だ。
気温36度に、違和感を持つ人でないとそれらは創れない。
※今日のヒトコト
【関西スーパーという店が神戸にあるが、カンスーと呼ぶ主婦がいた ということは、 いかりスーパーは「いかスー」か？ イカした（死語）呼称じゃないか】
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