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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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ブログ にはアップした、僕の子供の頃の写真、そこにリンクした 爺ちゃんの日記 。結構反応があったりした。思わず僕も、木曜23時過ぎの静かな店で読み返す。なんでかな。42歳になっても、5年前の日記に泣けてきた。アスファルトには干からびたミミズ、群がるアリ。梅雨を忘れる神戸である。

その辺りにやたらと見かけるマルムシ(ダンゴムシ?)をジッと観察すると面白い。アリに比べるとデカイ図体のクセして、アリが向かってくると動かない。人間(つまりボク)が近付くと丸くなる。これを自己防衛本能と習った気がするが(それってアルマジロか?)それは勝手に人間が思っているだけで、意外に求愛行動なのかも知れない。そう考えると、マルムシに人気がある僕である。

世の中の活字を見る度に、言葉を知らないなと思う。何も長い文章とは限らない。見上げた建物や交通機関の中吊り広告、そこに集約されたキャッチコピーや、雑誌の見出し、DJやテレビ司会の発する「どなり(所謂掴み)」など、その企みにハートを鷲掴みにされる。普段何気なく見ている風景も、「観る」ようになると感慨深い。ポイントは「何気なく見ている」というところにある。

人は「何事もない」という幸せを覚え、「サービスをサービスと感じさせないサービス」に酔う。風邪を引いて熱があったり怪我をした時に、普段の自分を有り難く感じるモノだ。つまりは、街並みに景観的調和をしないものに対し、ちょっとした「流行」や「物見遊山」心を煽られ、足繁くとは言えないアプローチをした挙げ句、「やっぱりフツーがいいよね」という言葉を繰り返す。

デフォルメされる傾向にある今よりは、目に優しい街がいい。そんなことは誰しもが解っているはずなのに、奇をてらった、突拍子もない街造りの繰り返しに踊らされている。何気ない風景が、消えようとしていることに危機感がない。

蒸し暑い7月に、僕は思う。

何気ない風景を、取り戻したい。

そして建物を、その先にある空を

見上げることが「何気なく」できる普通にしたいのだ。


※今日のヒトコト
【今日だけ読んだ人は、 「志賀って、何者?」 って思うよな】


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