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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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日曜日、ベッドルームの窓を開けていたお陰で、隣人・佐川満男のピンポンダッシュを受ける。そう言えば、ここ何週間かの日曜は寝ているか、外出していた。そして、月曜から土曜と同じく街に出る。怒濤の再会の日の始まりだった。

昼間の元町駅を北に。と書きながら、待ち合わせの場所、トアロード・カフェリップルに向かうまでの記憶がほとんどない。いかにもな時代のツール、携帯メールを打ちながら歩いたせいだ。便利なのだが街並みを見ない・見えない。街をなんとかしたいと想い続ける僕としては、反省すべき点である。しかし現金なもので、トアウエスト・Chestyの前を通った頃にはちゃっかりと顔を上げて、娘のような販売員にほくそ笑んでいた。あー、ちょいワルオヤジになれず。

カフェリップルのテラスは、氷川きよしの追っかけ風オバチャン達で賑わっていた。一瞬彼のことだから、オバチャンに紛れてケーキでも突っついているのではないかと心配になったが、ラビット吉川はちゃんと奥の席に一人いた。昼にこうして会うのは久しぶりのことで、そこであーだこーだと話したことは、その1時間後に合流した同級生、ラグビージャーナリスト・キューピー村上とて同じことで、僕の感性に近い男達はやはり共通項がすぐに見つかった。とにかくしゃべり好きで早口で、矢印は自分に向けているが、人の話はちゃんと聞く。僕は相変わらず初対面の人をコーディネイトする、そして彼等が加速する瞬間が好きだ。

17時過ぎ、ホテルの一室で待ってた、神戸製鋼Steelersの監督・増保と村上と共に密会。増保にしても久々の再会。何度かのメールは彼等と交わしてきたが、この一回の再会の方がリアルに重い。直前の打ち合わせを終えて、僕は先に会場へ。「ラグビートークライブin KOBE」の開幕である。

会の模様は、神戸製鋼ラグビーやホテルトアロードのサイト、そして会に来ていたコアなファン達のブログ(僕も楽しみである)で見ていただくとして、関西初のイベントとして、取っ掛かりはいい感触だったんだと思う。そして何よりもその後の流れ、それぞれの打ち上げは、おそらくもっと意味のある時間だったはずである。やはり会話は加速していた。

「日曜日、ハジけましょか!」と過日に書いたが、僕は店で酒を出す手前か、飲みながらも座り込んで語るようなことはなかった。しかし、あのイベント後の人と人の「自然な」繋がりも、そしてその後彼等が笑いながら語り酒を酌み交わす姿も、カウンターバックから僕は充分に楽しんでいた。放っておいても加速する会話を眺めているのが、たまらなく心地いいのだ。

おそらくは交わることのない隔たりを自然に埋めて、相互を理解し全体像を意識しながら案件を進めてゆく。クリエイティブディレクターという仕事を意識して久しいが、僕は心の中で大いにハジけた日曜であった。

それは仕事、プライベートに関係なく、僕のやりたいことだ。


※今日のヒトコト
「初めての人同士が、加速する瞬間が好きだ」


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