www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
5/11「未来が過去を守る」 バックナンバー >>>
水曜日の神戸、終日の雨である。

お客様でもあり、友でもある人と、街の喫茶店で話す。そこはカレーセット(サラダ・ドリンク付き)650円の店である。商店街を歩く。街を歩かなければ知り得ないこの風景を、日々見ている人々は優しい笑顔と励ましをくれる。下町の息吹が心地よく頬を撫でて、僕はまた様々な神戸を知ることになる。

神戸ポートピアランドが先月、25年の歴史に幕を下ろした。晩年(あえて敬意を表してそう言う)、そこは「更新されないホームページ」のようだったとその友は言っていた。いつ行っても変わらない風景はいいけれど、ここは寺社仏閣ではない。人々が再度訪れ、歓声がBGMとなる場所にしては寂しい閉幕だった。その足跡を包み込む新しい風を、誰かが吹き込む必要があった。

その後、一緒に海を目指す。メリケンパークではない。神戸空港でもない。そこに至る道には、港湾お決まりのバラバラになった不法投棄の車、機能していない倉庫や土地がある。早朝競り市のある長田の漁港、駒ヶ林から苅藻、そして運河を望むマリーナへ。おそらくは神戸の人々のほとんどは知らない、けれどとっておきの場所。少なくとも僕の、今日からとっておきの場所となった。

都会は時代と共に進化を遂げる。それが街行く人々のニーズであり流れでもある。それを止めようとも思わないし、そんなことを僕ができるはずもない。なぜなら都会に住む人には、目まぐるしく日々変化する、そこに順応する「ソフト」が必要だからだ。そうやって日本の高度成長もあった。

ソフトには、バージョンアップが付いて回る。例えばWindows98を使っていた人がXPに、Mac OS 9.0からィ(10)に乗り換えるように、周辺機器(ここでは街並みや生活様式・時代)に則した変化が当たり前になっている。

新しく興すことは、古きを捨てることではない。新しいソフトで作ったモノは旧式ソフトでは開かない、もしくは上手く表現できない。しかし、古いソフトを使ったモノは、グレードアップしたバージョンでも開くのだ。

未来は、過去を優しく包み込む。

僕が声高に、街をなんとかしたいと思っているのは、何もデザインを主張し今までを絶って、新しきを作ろうと言っているのではない。

ずっと息づいている、ストーリーのある街を創り、繋ぎたいのだ。

そのためには、僕達が先人を包んであげないといけない。


※今日のヒトコト
【録画した「ソロモン流」で、ちゃんこチェーン・若の店長会議風景に偶然、昔「3D」にいた 仲クンが映ってた  10周年にも来てくれた彼 頑張ってるね】


◆この日記に コメント したい方は、神戸加納町 >>> 「BAR志賀」【ブログ版】へ! (HP日記のみ更新・ブログのみの画像もあり!)

◆携帯から見るブログ版! http://bar-shiga.ameblo.jp/


※志賀Design【>>> Club_BB 春夏Tシャツ 発売中!!

※ダジャレー男爵・志賀が、ワインセミナー講師だってさ!
【ホテルトアロードのワインセミナーは、偶数月第一週日曜に開催されます 詳細とお申し込みは>>>こちらにお願いします】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga