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※今日のヒトコト
【考えがあって しばらく、店を朝まで開けます！ （月曜から土曜までです）】
店の向かい、玉撞き屋のバイトに「入口（イリグチ）」くんという子がいるが、表札を見て、知らない人が家に入ってきた経験を持つはずだと思って聞いてみると、「ありません」と答えられた。同じ店に「御手洗（ミタライ）」さんという人が出入りしているが……多分同じだと思う。
ただ書きたかっただけの話である。それだけ爽快な日曜の過ごし方が、心地よい気分で書かせてくれる。近頃、僕の後輩のパーソナルトレーナーに付いて頑張っているトアロードの支配人も、肩こりが無くなったと言っていた。運動は、本来ある抵抗力や蘇生力を思い出させてくれると同時に、訳の解らない痛みや辛さを、何事もなかったように違う痛み、筋肉痛に変えてくれる。それは、ちょっとアスリートになった気分である。それは、歯が痛いときに頭にくぎを刺したら歯の痛みを忘れるということとは、違うに決まってる。
日曜の午前10時。睡眠1時間半で、なぜか自転車で「しあわせの村」を目指す。子供の頃のように、行けそうな気がした。Club_BBの定期イベント、また体育館バドミントンをするためだ。自転車乗りだしたのも最近、しかも結構な距離である。車ならなんてことないアップダウンも変速機に頼ったところで、坂に差し掛かると、街中ですれ違う自転車オバチャンのように、降りて押さずにはいられなかった。あぁなぜに、オバチャンは降りてしまうのだろう。
須磨・白川ランプ近くの回転寿司駐車場で、メンバー・小力の車で救出されて、着いたのは11時過ぎ。コート予約のできないここの体育館の受付に行くと、16時までバドミントンができないと言われる。なんだそりゃ。12時からみんながやってくるのに！仕方なく、温泉に行った以来くらいの卓球をすることにした。
それぞれバラバラに大遅刻でやってきて、口が焼肉だったのにその店が定休日だったように、バドミントンでない卓球は、14時までしか借りられなかったこともあって少し盛り上がりに欠けた。頭のデカイ、ハンダ付け健太の器用さが光った競技である。しかしバドミントンと同じく、やる競技として面白い卓球である。
合流したピクニック・フナト、オレンジ・イワサキ（ただ服がそうだっただけ）、ブサイク明とブサイクではない6歳娘ともうすぐ3歳息子。大人6人子供2人で芝生に行く。ここからはピクニック・フナトの独壇場。ガソリンコンロで湯を沸かし、ビスケットと紅茶を振る舞うピクニックであった。
なぜか健太は、トレーニングを始めた。子供達はムシキングとラブラブベイベーみたいな名の女子二人組トレーディングカードのファイルを見せてくれた。広い芝生で、野球をやる家族、バドミントンをするカップル、犬の散歩をする女性など、日曜の午後を楽しんでいる。体育館でできなかったバドミントンを、明と健太と僕の三角形で、二つのシャトルを回して打った。ラグビー現役引退を決めた男、現役継続を決めレギュラーを虎視眈々と狙う男、そしてその昔ラグビーをやっていた僕。いい大人達が、少し風のでてきた屋外でバドミントンに興じる。その場にいられる僕は、とても嬉しかった。
その後、ラグビーバカ達は帰ったが、ここから合流のベロ・タクシー福島と共に僕等は、ジェームス山のボウリング場で低レベルの争いを繰り広げ、僕の家でAir Macの設定をお願いしながら、少し神戸のこと、街のことを話した。ピクニック・フナトの独特の世界観で、20歳代の4人は意気投合。雪山でチーズフォンデュを食べながらハーフパイプをするみたいな話をしていた。
前にも書いたが、誰かの得意分野で勝負するのではない。無論、勝ち負けにこだわることもいいのだが、世代を越えて、同じ条件で本気の遊びに取り組む。その共有が、連帯感が、忘れそうな純粋な心を開かせる。
懐古趣味だけでは終わらない。今の糧になるからやめられない。
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