d20051113.htmLョソ怕@=ν 神戸加納町「志賀」でございます。
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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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※今日のヒトコト 【家に帰る途中にホテルができた その名も「おとぼけビーバー」 「おひるねラッコ」のパクリか姉妹店やな】

土曜日、久々に思いっ切り寝た。夕方起きたのだが、すぐに店に向かえばいいものを、19時からTBSでやってる「バク天」を観てしまう。あのレイザーラモンHG(「レイザーラモンいいよね」という人がいるが、あれはコンビ名である)がブレイクする切っ掛けになった番組だが、僕はソレが目当てではなく、友近をチェックするためだ。あるお笑い好きの編集者と話していたときに、友近は女性版イッセー尾形と表したら、それってわかるわ〜ってことになった。一人芝居のカタチを確立した感のあるイッセーに対し、友近にもその匂いがするのだ。

昔の漫才には作・本があって、その通りにやるのに何度観ても聞いても面白いのは、落語にも共通する大衆芸能(もう楽市楽座の域)の流れを汲んでいたからだと思う。「やすきよ」なんて、今観ても最高である。やすしの大袈裟なアクションや、きよしの「やすしリーゼント崩れてメガネが吹っ飛ぶ(ト書き)」突っ込みは確かに映像でしか観られないが、昭和の流れか、音だけで聞いてもラジオ(特にAM)のようで面白いのだ。しかも、それは『何度聴いても』である。

「今」の、漫才とは呼べないコント(クレージーキャッツやドリフのそれとは別の)では、そういうわけには行かない。オーバーアクション、録音モノや書き割り(紙芝居のような)を使った仕込みは、ライブ・グルーブ感がない。

「昔の曲は良かったなぁ」という話があるが、それは僕等が歳を取ったということではなく、もう今は楽曲に起承転結を表現する必要がなくなったことに起因する。それはいつか書いたように、デジタル普及による「サビから始まる」楽曲が増えたこと、途中を聴くこともなく購買層に働きかけるということにも関係している。基本的にドラマやCMに使うことで売れるのは、一人一台テレビから始まったわけで、一人一台パソコンに近付きそうな勢いとなった今は、ダウンロード一部視聴もできる。そして携帯にもその波が来て久しいが、携帯の着メロ・着うたにしても、着信音をずっと聴いていることはできないと言う理由から、15秒ほどが勝負のデジタリゼーションである。何だか寂しい世の中になった。

レイザーラモンにしても、失礼、レイザーラモン「HG」にしても結局は、あの腰フリが全てを物語ってるわけである。去年出てきたお笑いで「ダンディとテツトモ」は去り、僕は苦手な「はなわ」だけが残った。ただ藤井隆にしても彼HGにしても、カメラのないところでは大人しく礼儀正しいらしいから好感は持てるし可能性はあると睨んでいる。カメラの前では完璧な「頭の中の台本」があって、人を笑わせることも、反応を感じながら進めることのできるタイプだと思う。

上手い漫才は、その日の観客の笑いを受けてから、でもやはり台本通りに進めてゆく。つまり毎回同じ本なのに面白いのは、全く同じネタが違うように感じるのは、『人をちゃんと見ている』からである。それは他の世界に置き換えられる普遍だ。

昨今のお笑いタレントは、前に出て映ってなんぼ、笑わせてなんぼの感があるが、それは確立された「たけし・さんま・松本人志」とは全く違う世界の、悲しい姿に映る。僕が友近が好きなのは、もっとアピールしたらええのに、と素人が思うほどに大人しいからである。実はその方が目立つし、計算だとしたら相当頭がいい。役者に普段静かな人が多いのは、本当の自分が解らなくなりそうで怖くなるというコメントを聞いたことがある。おそらく友近も、演者(えんじゃ)なのだ。彼女は青木さやかより、俳優が似合うと思ってる。

特に僕の店が業界人の集う店というわけじゃないが、土曜の店はD通の方も来ていたし、東京から久しぶりに来ていたH報堂の宮坂くんに、クリエイティブ・ディレクターの必要性や、広告放送であるところのコマーシャルが、本来の「儲け主義」の意であるコマーシャリズムに傾倒しているのではないかと説いていた。僕はCMプランナーでもないし、プロデューサーでもないが、起用タレントだけが光って商品名が覚えられないとか、CMはインパクトがあって面白いのに購買意欲を掻き立てられなかったなどと、まさしく本末転倒なプロモーションになっているのではないかという杞憂(ホンマ杞憂やな)を語っていた。

繰り返し観ても飽きない、『人をちゃんと見ている』発信をすれば、
自ずと『人はちゃんと見てくれる・聴いてくれる』ものだ。

おぉ、友近でここまで語るか。僕の特技やな。


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