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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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※志賀速報!【 アナーキストじゃないが、ノンポリティカルということで

また台風の季節である。日曜夜半には、大雨が降る。湿度はラグビーの後遺症に敏感だ。リハビリにも行くが、解決策は意外なところにあった。

曇りがちな土曜の夜辺りから偏頭痛がして、自分が話す言葉が他人のモノのように感じられていた。僕を知る人なら解るように、僕のアイデンティティのほとんどが「しゃべくり」に存在しているので、そう頭で考えながら話すのには違和感があるのだ。僕の生活に、何かが欠けている。

眠ること、食べること。近頃のバタバタの中でもそれなりにした。「いつ寝ているの?」とはよく聞かれるが、平均すればレム・ノンレム繰り返し3〜4回は眠る。食べる量は以前より少ないと思う。それは人と食事をする機会が減ったからだ。一人の外食に、食いしん坊はヘンなヤツである。でも、ちゃんと3食摂っている。

女性なら、外出に化粧は欠かせないのかも知れない。身だしなみという定義からすれば、僕だって内と外は違う。風呂上がりにバスローブ、ブランデーグラスで過ごす僕としては、ペルシャ猫を抱いたまま三宮には行けない。日々生活する過程に於いて、やってたはずのことが無い。それが何か探していた。

異性とのデート?それも無い。何年か前は「プレイボーイナイト」を開催しようとするほどのモボ(死語)だった僕も、近頃はすっかりナリを潜めている。そろそろそういうこともアリなのだが、僕が探している足りない何かは、それでもない。

DVDに撮っていたドラマ「海猿」をまとめて観た。華奢なイメージの仲村トオルや伊藤英明が、大胸筋おっぴろげて訓練している様を観て判った。僕に欠けていたのは、ゲイ魂だ!……なんでやねん……トレーニングだぁ!!

強く雨が降り始めた深夜、男はバルコニーに出ておもむろに懸垂から始めた。見る見るうちに背中や首の違和感が取れて、男の熱く火照った身体の毛穴という毛穴が開く。汗腺が刺激され、大粒の液体が溢れ出す。「自分を追い込む」というサディスティックでいてストイックな行為は、ほとばしる動脈血に潤いを与え、男は身体中に血流を感じていた。優しさも男の価値だ。しかし、優しいだけでは生きている資格がない。愛する者や弱きを守るため、男は強靱な肉体を思い出していた。

……って、お前は誰やねん。ハードボイルドには興味がないが、精神的な強さより手軽な肉体改善に、それを待っていたと僕の身体は答えてくれた。30歳にはヒト桁台後半だった体脂肪も、41の今ではもうその倍近くになっている。

僕はアスリートじゃない。でも、世の中を席巻するにはタフでないといけない。それはジムに通ってするものとは違う、能動的な行為じゃないと僕には意味がない。

店、デザイン、サイト・ブログ、心身共に鍛えること。コレ、生活の一部。


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