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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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信心深い方ではないが、土曜日、信号待ちで助手席側に見えた鳥居とたくさんの地蔵に「見守っていてください」なんてしおらしく祈ってみる。別に何か大きなコトを控えているわけではないが、自然にしたことだった。こういったものは気持ちの問題だ。よく見ると「安産祈願地蔵」だった。気持ちの問題か?

彼女という愛車が工場から帰ってきてから余計に夏を感じているが、10分しか効かないエアコンに辟易しながらも、コイツのこのワガママさが気に入っている。外には見えないが、またエンジンルームがベッピンになった。手に入れてから4回目の夏だが、乗ってる年数はおそらくその半分以下だ。それを入院とは言わずに、留学だと割り切れば、相変わらず僕達の付き合いも新鮮である。

夏は恋する季節なんて人は言うが、僕の場合コイツがネックになる。この時世に男にとって車は不可欠にしても、この車は真夏にオープンにすれば、アスファルトのミミズ状態である。干からびて、開放感溢れる移動サウナとなるのだ。つまり、女の子なんて乗せられない。扇子持参で平然と乗ってる女性を昼間に見たら、それは焼肉を一緒に行く関係に近いと思っていい。

日曜日は、過日に書いた婚礼パーティに参加する。テレビ朝日の旦那と読売テレビの嫁という、所謂業界のパーチーに、なぜに僕が招待されているのか解らないまま出席する。まぁ知り合いも多数いるだろうから、どさくさに10周年のビデオコメントも撮ってくる。人の婚礼で何をしているのだと言われそうだが、どうやらフィーリングカップルもないようだし、あったとしても炎天下、助手席に女性を乗せられない季節に恋なんて無いんだと思う。

それもまずないが、もし僕がコメントを求められたとしたら、

「シンプをタイセツにしてあげてください」

という言葉を、

「ニンプをワイセツにしてあげてください」

とだけは言わないようにしようと思っている。


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