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※志賀速報！【再びmany thanks from KOBE T-shirt PROJECT出展 志賀DesignTシャツ3点展示 7/2〜21日 三宮連絡地下道ショーウィンドウにて（さんちかと三宮センター街の地下連絡通路・野村證券向かい）】
月曜日、昼の仕事の絡みで夕方お邪魔したオフィス。打ち合わせより少し早めに着いたせいで、表の喫煙場所（オフィスでは吸えないらしい）でPCを広げてあれこれやりながら待っていた。「中でお待ち下さい」とタバコを吸いに来た男性に促され、オフィス内のテーブルにてまたPCを開く。
天井に届く棚には様々な書物があって、15組ほどのデスクの島が、それぞれの仕事がしやすいように並べられている。その一画にある作業テーブルに僕は座ったのだが、それぞれが黙々と自分の仕事に向かっている中で僕は、スタッフになった気分であった。ナンなら、お茶くみでもしましょうか、ってな感じで新鮮だった。仲間と仕事をする環境を、とても懐かしく思う。
10周年の案内状をそこの代表に渡し、またPCに向かっていると、打ち合わせ相手ワカマティが波田陽区のような顔で「お待たせしました」とやってきた。確かに彼はそのまま身長も顔も縦に伸ばせば……残念！斬り！という感じである。そこで、店舗内装とグラフィックなどを使った販促物との違いについて話した。
前に書いたように10周年の案内は、店の今までのハガキとはテイストが違う。筆で書いた文字は「志賀」の表札文字だけだし、死語も満載である。僕の写っている画像加工もモザイクだし、テクニックとしてはレトロ感漂う仕上がりとなっているが、「今」の映画チラシをモチーフにしている風でもある。
フライヤー、ショップカード、名刺など販促物には「今」を入れることができる。作り替えれば済むことだし、数年後に見返すことで時代背景を懐かしむこともできる。しかし、店舗の立ち上げ（内装や店名）に、「今」はとても難しい。流行りを放り込みすぎた・奇を衒った末路は、少々寂しい結果になる店が多いからである。だから「長く続ける」という想いと共に、店に立つ・店をやる人の人柄をカタチにすることが望ましい。（もちろん、すぐに閉めることを前提の店や、ソコに立つ人間が変わっても成立する店ならば、この話の意味は成さない）
過去に書いたが「今」の店名を付けると、続けてゆく間にちょっとした弊害が起こる。例えば、バー“クールビズ”ならどうだ。コピーは『ネクタイを外して、気楽にお越し下さい』……来年にはかなり寒い話である。ここ数年で、スナック“マニフェスト”なる店ができたのかも知れない。その店は明朗会計がウリなのだろうが、ソレを発言した当の本人達の不鮮明さがその言葉をダメにした。昨年流行語となった、北島康介の放った“チョ〜気持ちイイ”は、クイックマッサージ店名に使われたと思われる。それもあと何年のことか……。
今年の流行語大賞候補と言われる言葉、「想定内」は使いにくい。創作料理“想定内”なら、創作料理じゃないじゃ〜ん！と言われる。そんな面白みのない店は、アウトオブ・セカチューである。（昔の流行語をくっ付けてみた）
店は10年近く経っても変わっていない。しかし、季節の挨拶は心境が見え隠れして都度、新鮮な気持ちになる。そんなバランスがあれば、何となく続くモノだ。
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