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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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「ラグビーだけは、観てて力が入るんだよね」

火曜昼、いいともでタモリが言っていた。ゲストの渡辺美里は、父、弟二人共ラグビーをやっていた関係でマネージャーをやっていたらしい。彼女京都出身だよな。それはともかく、渡辺美里がいいことを言った。

「ラグビーって、一度好きになるとずっと好きですよね」

もちろん他のスポーツにも言えるそれぞれの言葉だが、特にラグビーを言い当てているものだと思う。「ずっと好き」に関して言えば潜在的なファンを掘り起こすチャンスがあるが、協会が悪いのかプロモーションが下手なのか、まだまだそのボウリング作業が執り行われていない。それも僕の使命だと思っている。

店には、夕方神戸にやって来た高校ラグビーの同期・タカオがいた。以前書いた、京都で漬物屋「五條長兵衛」を営む男である。初耳だったが、息子が中三で啓光中学でラグビーをやっているそうだ。たまたまグッズのことで打ち合わせに来ていた神戸製鋼Steelers・林丈太郎を隣りにして、早稲田出身のタカオは熱くラグビーを語っていた。明治出身・丈太郎も、色々な想いを語る。彼も熱い。

偶然にも次の日曜日19日、大阪「枚方ラグビーカーニバル」で、地元高校出身者が多い神戸製鋼は11名もの選手・スタッフを少年達の指導に派遣するらしく、そうやって色んな街へのイベントに行く選手の数としては最も多いものらしい。資料を見ると、確かにメンバーもいい。丈太郎が帰る頃、タカオの神戸に住む弟分?が合流した。そして僕と3人、ちょっとした賭けをした。

その神戸製鋼メンバーの内、僕が携帯アドレスを知ってる4人、中道(ムシキングの凄さを教えてくれたFWコーチ)・吉田(京都を代表するブサイク)・南條(ヘルメスソースの件では美談になったが、ハンダ付けテストで高校を卒業した安部穣二似)・苑田(食パンマン)に一斉に以下のメールを送る。

【件名:19日枚方ラグビー祭】
[たまたま啓光中学3年に、志賀の高校時のキャプテン息子がいるらしい その父親が「志賀の同級生です」と駆け寄るかも知れないので、よろしく頼みます]

……そのメールに対し、最初にメールが帰ってくるヤツを予想するというものであった。ジャンケンで勝ったタカオは「苑田くんは律儀そうだ」と選ぶ。唯一の独身寮暮らしだから、僕もそう思っていた。次に勝った僕は、子供がまだ小さい南條を選ぶ。最後のタカオの後輩は「やっぱりプロップ(スクラム最前列)が、上下関係ちゃんとしてるイメージがあります」と中道コーチをチョイスした。

そして23分後、最初に来たメールは吉田明だった。意外に律儀なブサイクである。そして京都への最終電車が近い時間に、タカオ達は帰っていった。

ところがすぐあとの23時42分、またメールが来た。たった一行である。

「志賀さんの息子!?」

その見当違いな返信は南條で、僕の勝ちとなった。
でも、勝った気がしない。


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