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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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火曜日、雨が降っている。それは外を見ないまでも判る。昨今のトレーニングのせいもあるが、オカシナ気温の変化に後遺症が痛い。幸い打ち合わせはなかったので、自宅休養。店にはオープン時間少し過ぎて到着した。

新しい「i-MacG5・20inch」が欲しい。街持ちはちょっと古いPowerBookG4でいいが、今ある2台のPCを下取りに出しても買い換えたい。それは魅力的なフォルムもさることながら、抱える仕事の効率性やストレスの解消にもなるからだ。ケンタの嫁はエレクトーン奏者だが、あれを現役で続けるには、新しいエレクトーンを買い換え続けなければならないという。おそらくそのパフォーマンスが時代に即しているのだろう。アップグレードを繰り返すPCと似ている。

少し前、知り合いの店がバッカスビル(山手幹線にしむらコーヒー東側)に店を移転オープンした。バッカスビルという神話じみた名のゴージャスなビルは、1階に三宮で幅を利かせる酒屋・今井商店、2階有名なライブハウス・サテンドール、さらに上に日本料理・しげ松や、肉料理・飛苑系列ラウンジ?、インド料理・ゲイロード……など、そのビルに入居するのも、お値段も敷居が高いビルである。そこの最上階に、いつかレセプション行った話を書いたディスコがあったのだが、あっと言う間に知り合いのクラブ(女性がいる方)に変わったのだ。

実はその店のロゴは、5年前に創った僕の作品である。北野坂を西に入った地下でこの5年、そのママさんは頑張ってきて、とうとうメイン通りに店を出すまでになった。店名は燦然と、そのビルの一番上に輝いていた。いつか書いたが、数えてみれば僕が創ったロゴの店は5店舗あり、その全てがまだ続けてくれている。「志賀がツクったら、早よツブレタ」なんてことになったら大変なのだが、幸いにも今まで関わった店や企業は皆存続しているのは嬉しい限りである。

名刺やコースターが無くなれば「志賀さん、追加お願い」と言ってくる。「周年の案内状、考えてぇな」と言われたら、一緒にあれこれ考える。それは周期的にそれぞれの店と僕に、ここ三宮で続ける限り訪れることである。それがあるから僕の足下は掬われずに街を肌で感じながら生きてゆけるのだ。

今、街は、特に神戸は静かだと言う。しかし自分がどこにいるのか、何を生き甲斐にしているのかも解らないことを思えば、僕はハッキリと居場所があるし、やりたいこともやりたいようにやれている。昼間の仕事でたまに大きなプロジェクトにも携わるが、小さな名刺も忘れたくない。小さな仕事をちゃんとできないヤツは、大きな仕事もできないと解っているからである。

それは、雑然とした街や行き場のない自分からは生まれにくいものだ。


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