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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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NBAオールスターゲームに、あのマイケル・ジョーダンを抑えて史上最多得票で選ばれたのが中国人だったのが、ナンダか嬉しかった火曜日である。
夕方16時を過ぎたばかりの、旧居留地にいた。

知人のいるカフェで、今週中に(連絡を取り合うと木曜中になったが)仕上げなければならない酒造メーカーのポスター案と、商業施設のリーシングについて考えていた。自宅に仕事場があるのだが、昔からデスクワークというモノが苦手である。「いいアイデアが浮かばないんですよぉ」と四苦八苦している人や、映像で観る、机に向かって文章を捻り出そうとする作家の姿があったりするが、クリエイティビティは考えようと意識して考え出すことには遠い話だと思うので、僕は街に出る。特に僕のしていることのほとんどは、人の流れをイメージしていないと成立しない仕事が多いゆえ、ある程度「今」のカフェは手っ取り早い。

しかし極たまに、公共の場に出たことを後悔することもある。二つ向こうの席には、オバサマ(オバチャンではない)が3人、この時間から優雅にオードブルと共に酒(夕方からマティーニ、マーテルをストレートで!)を飲んでいる。ちなみにオバサマの定義は、料理はほとんどしない(市原悦子が家にいたりする)・時間に余裕がある(理美容にお金を掛ける)・子供の手は離れている(けっしてヤンキーだったりしない)、である。例えて言うならば、CXのドラマ「ランチの女王」でカウンター越しに妻夫木クン目当てのオバサマ3人組が登場したが、そんな感じだ。解りにくいだろ、そう思う。

ワインの試飲会に行っていた店長(ルパン系小猿みたいだが、それがいいらしい)が戻ってくると、歓声に似た盛り上がりを見せるオバサマ方は、上顧客ではあるけれど、浮いている。ちょっと若い男前店員には色目を使う。でも金も使うから、けして店側は無下にはできない。おぉ恐ろしや。

夜、「志賀」はいつものようにマイペースでオープンするが、気心知れた小唄のお師匠さんである姉(あね)さんが来て、「今日はあんまり機嫌が良くないんですわ」と言う僕に、活を入れてくれる。特に何かがあったわけではないのだが、テンションが高くなかった。それを「フンフン」と聞き入れてくれて、「アンタ、あほやな」という姉さんは僕よりかなり年上だけれど、オバチャンでも、ましてやオバサマでもない。

対等でいられるウチの店は、幸せなことである。


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