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月曜、近頃お気に入りの喫茶でPCを打つ。特にコレと言ってオシャレではないし、お客さんもほとんどその店の同じフロアにあるオフィスの打ち合わせらしい人が多い。車を停めやすい（店から路上駐車でも見える）ことと、この店にとっては気の毒な話だが、広めの空間にお客さんが少ないことが決め手だ。ん？どこかで聞いたことがあるセリフ……ウチの店みたい。
ソコは、すぐ向かいにあるビルでの打ち合わせに何度も通う内に見つけた。まぁ、そのビルのパーキングに入れれば済むことだが、入場の際「一般車は左に寄れ」という横柄な表示にいつも「一般人は右側を歩くな」と言われているようで、一般人を知らされる思いに、僕は少々抵抗している。
習慣は怖いモノで、ここ最近の僕はいつも外出の際3つのバッグを持って出る。スケジュール帳や銀行関連、財布などの入ったブリーフケース（僕はこの言葉を聞く度に、パンツを入れるのか？と思う ブリーフと言えば「カワマタグンジ」だ）、Macの入った一式バッグ、そして昼間のクライアント関連資料（今はJ.LINDEDBERGのショッピングバッグに）である。
でも、その日手にするものと言えばその一部に決まっているし、かと言って、家に置いていったものほど必要だったりするから、これは女性の化粧道具かお泊まりセット（この言葉は商標登録を取っておけば良かったと思っている）のようなものなのかも知れない。（そうなのか？）
で、ちょっとバッグを整理してみたら、2年前の11月、ある編集者に送ったメールのプリントアウトが出てきた。『仕事』って？という問いかけに対し返信したモノだ。僕は事あるごとに読み返し、確認していた。以下、その抜粋。
「続けている」と、色んな人が有り難いことにディレクションしてくれる。僕の言うディレクションとは「導くこと」です。導いてくれる人がいる。（中略）
全て「人の導き・繋がり」と、僕が「続けていた」からやと思います。
『仕事』ってさぁ、誰かを感動させるためとか、誰かを目標にすることとかってのは、ナンか違うんじゃないかなと思ってる。モーニング娘を見て歌手を目指す切っ掛けは大事やけど、そのほとんどが「向いてない」ような気がするし、カリスマ美容師（寒っ）に憧れた人が、そこに行くとも思わない。
つまり「ヤってる」「イってる」人は、やってたら知らん間に「そこにいた」んじゃないかと。会ってみると、そんな人達って「らしくない」人も多いし。
僕はこうです。
『アフターファイブみたいな、仕事とプライベートのケジメがない』
『24時間プライベート、24時間仕事』
でも…『働いてる感じがしないヤツ』
一人でやるって、サイトにも書いたけど「斉元（※お好み焼き）」のおばちゃんみたいなもん。羨ましい反面、大変な努力。でも本人には至って「普通」なんやけどね。そう思えるんやったら、大きな組織を出てやることを勧めますわ。
最後の一節は少々強引だけど、スポーツチームだって会社だってヤクザだって「バッジがあれば、御飯は食べられる」わけだから、組織に文句を言うのは筋違いなんやと思う。その代償は忠誠心であったり、同じ目標であったりするのだから、繋がれた鎖を重くするのも軽くするのも自分次第なんだし。
飛び出したところで、人は独りでは生きてゆけないことはみんな解ってる。後はどっちが続けられるかだけだが、飼い主のいない野良って、覚悟のいることなんだよ。特に、人を雇わない人ほどにね。僕は雇えないだけだけど。
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