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■ 中毒性日記 2005
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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11日建国記念日は、吉野屋一日だけの牛丼復活だったそうで、12日朝方小腹の足しにと兵庫の店に入る。「当店の牛丼は完売いたしました」と予想通りポスターが貼ってある。入って適当に頼んで、帰りに「何時に完売したのですか」と聞くと、午後8時だと言う。ふぅ〜ん。そこまで保ったのは、祭日だったせいかなと「こちらは何食出したのですか?」と聞いた。答えは文末※に。

この日は昨日の日記にあるように野球に参加させてもらった。 スタイルは一人前でした。上下のアップスーツはカンタベリー・ジャパン仕様(ラグビーです)、中にもジャパンのジャージを着ていました。ここぞとばかりに、脱いで見せようと思ってたら……寒かったです。思惑、意味がなかったです。

ハッキリ言いましょう。僕、野球超ど下手です。イメージだけは何となくあるのですが、例えば目が付いて行ってないからヒットしないとか、捕球地点まで行ってもどうやって捕ればいいのか(グローブの先か、掌だったか)分からなかったり、ノーバウンドで投げるつもりが極端なワンバウンドだったり……古田選手会長(一つ年下)が凄いと思いました。まだ走れたのは収穫だったけど。

しかし楽しかったです。初対面なのに声を掛けてくれたり、バッターボックスに立たせてもらったり、ちゃんと守備位置にも着いて練習試合させてもらったり。一度会ったことがある方から「ホームページ見てます」って言われた。温かい、クラブチームの姿だ。勝つために、というよりは本来の意味、プレイヤーとして楽しむために集まってる感じがした。ええ雰囲気でした。

そう言えばつい先日、神戸製鋼SteelersのFWコーチ・中道が「ムシキングって知ってますか?」と言ってきた。エレキングならセブンに勝ってしまう怪獣だが、ムシキングなんて知らない。今、子供達の間で大ブームの、昆虫対戦カードゲームらしい。所謂トレーディングカードなのだが、買える機械が限られていて、行列ができているそうだ。

ムシキングとはカブトムシのことで、世界中のカブトムシに点数が付いていて、その点数とカードにある得意技で競い合う。満点が200点、その中にも「金カード」や「ヘルクルスオオカブトなんやかんや」が特別強かったりして、金券ショップでは¥12,000の値が付くものもあるそうだ。なんだか書いていてもよく解らないな。でもこれじゃぁ高い点数持ってたらいいやん、って思うでしょ。

ところが、そのカードには動物の生態系のように、大きいから強いというわけじゃない秘密が潜んでる。これ見よがしに出した高い点数のカードに対し、ジャンケンマークがあって、当然そのカードの手がグーならばパーに負けるのだ。ジャンケンの良いところは、全てに勝てる手がないということだ。

僕らの小さな頃と今では、遊びのハッキリした優劣の付け方が違うようである。僕達は、メンコやビー玉など、強いヤツはめっぽう強く、それはガキ対象とは違う位置付けで羨望の眼差しを受けていた。そのせいか、陰湿なイジメが少なかったのかも知れない。勉強よりも、遊びの優劣が全てだった。

最後はジャンケンで決める。それはハッキリ解りやすかった。今ほど複雑な遊びもなく、コンピュータゲームに填る子供よりもシンプルだった。簡単に言えば、その昔は「お金持ちでもヒーローになれなかった」のだ。

だからこの「ムシキング」には、今の時代でも安心した。まずカードには、デフォルメの漫画ではなく実物の写真。図鑑離れが、楽しむことで昆虫を覚えさせた。そして、強いモノだけが勝つという神話を、技やジャンケンを取り込むことで「金持ちの大人買い→子供にあげる」という図を、意味のないモノにした。

コレは何かに似ていると思った。ラグビーだ。背の低い人も高い人も、肥満体と言われ続けた子供も、小さくてすばしっこい子も、誰もに光るチャンスがあって、誰もに与えられるステージがある。そしてこの日の草野球。ムシキングを考えた大人って、勝つことだけに囚われない「草野球精神」を持っているんじゃないかな。吉野屋も凄いけど、ムシキングも凄いよ。

ネーミングは安直だけど。


※吉野屋の答え【なんとその店だけで1,200食完売!だそうです】


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