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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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角瓶ナイト、ホンマ人が来るんやろかね。ドキドキどきんちゃんである。

水曜日、オープニングレセプションを翌日に控えるカフェのオーナーと打ち合わせ。過日からの出店ラッシュで所謂「イッパイイッパイ」の状況らしい。それなりに現場を体験してきて彼は受け皿を持っているが、アルバイトを含む従業員の「忙殺」の日々に頭を悩ませている。忙しいとは心を亡くすと書くが、さらに殺されてしまってはたまらない。苦しさを楽しさに変える場には、少々時間が掛かる。それにしても、彼の昨今の口癖は『忙殺』のようである。何回も聞いた。

おそらくそれは、彼の今までの経験則で身に染みて感じた言葉なのであろう。僕はやたらめったら難しい言葉や、近頃流行っている言語を使う人には、一様に穿った見方をする人間だが、彼の『忙殺』は彼の過去を知るだけに信用できる。同じく、酔ったときに編集者ブルマンが言う『ええ話やわぁ〜』にも 伝わってくる「ええ」感じがある。しかしこちらが語りだしたときの相づちに「なるほどぉ〜」と頷く、Steelers南條健太は信用しない方がいい。大概そう言ったら、次に言うギャグを考えている。監督・増保が「いいんじゃない」と語尾を上げる時には、ほとんど聞き流していると思っていい。

嫌いな口癖と言えば「俺に言わせれば……」ってやつだ。よく居酒屋で延々と「そんなん、ワシに言わせたら全然なってない話しやねん」と管を巻く輩がいるが、誰も言わせたつもりはない。「僕が思うには」じゃ居酒屋じゃなくなってしまうが。「ワタクシが思いますには」もデビィ発言っぽくて、聞き難い。

少し躊躇するのは「ナンて言ったと思います?」と聞かれたときだ。それは「この時計幾らやったと思う?」と自慢げに見せつけられて「……50万くらい?」と答えると、30万円だったという事実に当の本人が無口になるという話しに近い。子供が僕になぞなぞ(死語)を出してきて、簡単に答を言ってしまうようなものだ。「ナンて言ったと思います?」に、そのものズバリ(死語)を答えてはイケナイという思いから、そう言われても答えられないものである。

口癖の中に、自分が思う気持ちと他人が感じる印象とは違うものだが、お互いのコンセンサスにズレがないのならば、それは放った人の想いに変わる。

自分が写りがいいと思う写真ほどに、人はそれほど誉めないものである……フォームを客観視できる人は上達が早いが、大半がそうではない……ものを創る・ディレクションが「導く」という定義だとすれば、そのディレクターをディレクションする人もまた存在する……自分の世界に長けた人と行動を共にすることを生き甲斐にしている間は、一生その次元からは抜け出せない。解りやすく言えば、その世界を全く知らない人から言われた言葉を「なるほど(南條のなるほどぉ〜ではない)」と取るか「何も解っていない」と取るかの違いだ……。

要するに(その口癖を使う人も知っているな)、主観的に話した言葉に、本人が客観的にも捉えられるものには『想いというイズム』があるということだ。


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