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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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日曜深夜どしゃ降りの雨。明けて月曜、曇りの予報のはずなのに天気が良い。そんな日に僕は、西明石にいた。海じゃないよ、リハビリだ。

いつも寒い時期や梅雨の時期にはラグビーの後遺症(>>>02/02/14「背負う勲章、波瀾万丈の人生」参照)が出る。最近は数年前、車の事故のも相まって辛い。それが頓に顕著に現れて、頭痛はするしマシンガントークも火縄銃みたいになるし、ナンダか怠い。それに伴って?我慢できる痛みよりも、視力の低下には困ったモノである。近くが見えにくい。丼物をかっ込む時やラーメンのスープをススる時には、近すぎて目が辛い。笑い事ではない。

断っておくが深刻な話ではない。それを楽しむほどサディスティックではないが、リハビリは結構楽しい。40分間の強めのマッサージ。終わったら怠〜くなるし、総合病院のリハビリセンターは一見暗そうだがそうでもない。隣では歩行補助バーで女性が歩いてる。車椅子の爺ちゃんは、若い研修生に意味不明なギャグを言って笑ってる。スタッフは皆礼儀正しいし、特有の悲壮感もない。事故の子供も確実に良くなっている。素敵な場所、今は必要な時間である。

三宮に出てきて店に入ると、マッサージが効いたのか眠たくなった。一時間ほど眠った21時過ぎ、扉をノックする音がする。滅多にないが営業や勧誘、「あなたのために祈らせてください」などと、外が見えない木の扉を開けたソコに人が立っていた時には閉口した。大丈夫、僕は自分のために祈ってる。昨年9月以来にやって来た代理店勤務・ヒラタクは、仕事絡みのスポンサーさんと一緒だ。

寝起きなだけだが、少し怪訝そうに見えたのだろう。「すいませんでした」と彼は言う。つくづく変な店だと思う。お客様が気を遣ってる(>>>5/14代理日記参照)のは、多分一般に変わってる店だ。僕は言う。

「お客さんを選んでる店はイマドキ流行らんけどね」

ヒラタクは嬉しいことを言った。

「それもそうかも知れんけど、客が客を選んでる店はそうないですよ」

連れてくる人を選ぶ・考えると言う。「しかも取引先と二人で一緒に来る店など、ほとんどない」「志賀さん、初めて会った時から変わらんしね」と笑う。

街、特に店は流行らせることを、継続するための手段として選ぶ。そこに記念日が存在し、節目節目を祝ってもらうようにイベントは欠かさない。 僕はイベントを嫌う。その時にしか集まらない人には興味がないからだ。それなら忘れた頃に顔を出し、店の周年や僕の誕生日を覚えてくれていた人に心からサービスをしたい。何度も言う。僕の店は多分ヘンだ。

確信犯的に楽しんでいる僕は、強いマッサージの快感ほどに、やはりマゾヒスティックなのかも知れないな。周年も誕生日も、極端に人が少ない店だ。

そんな飲食店は「志賀」だけだと思いたい。いや思ってる。


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加納町 志賀とはどんなヤツ?
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