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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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【『6/1(火)〜5(土)40th バースデーウィーク 誰の?俺の】

向かいのビリヤード屋以外で玉撞きには行かないが、土曜の店終わりで、ペプシマンのようなラグビー選手に誘われる。その店はクラブノリのスタンディングバー、つまり週末でも「¥1000Fee」で入店できて、キャッシュオンデリバリーでドリンクが飲める、異人さん(死語)の多い店である。

なんでもコイツは前に行って、ジャパニーズマフィアみたいな風貌のせいか外国人に絡まれ、ビリヤードしてコテンパン(死語)にやられたらしい。要するに僕は、そのリベンジの代役だそうだ。たまにはいいか。

偉そうに言えば、僕は京都や大阪でキャリアがあるし、少しヤバイ勝負もしてきたから、そういう他流試合めいたことには慣れている。結果は、まぁそれなりに最後は優越感に浸って帰ることができた。悪いけどレベルが違う。おほほ。

明け方そのペプシマンと、後で合流したサッカー・筋肉マンと東門を歩きながら、ため息をつく。勝てた安堵ではない。ああいう環境の場所ではもう玉は撞けないな、あんなノリの「上手いと勘違いしている人達」とは並びたくないな、という意味での「フゥーッ」だった。

そう言えば店に来ていた琴ちゃんと、そのカワイイ後輩達の一人が「志賀さん、ため息ついたら幸せが逃げていくんですよ」とホッと一息ついたときの僕を見て言った。僕より14歳くらい年下の彼女がである。そう言う人は確かに多いね。言い回し死語っぽいそのセリフだが、僕はすぐにこう返す。

「違うよ ため息ついた分だけ、幸せが戻って来るんだよ」

彼女によれば、今習ってるネールアートの学校で「ため息ついちゃダメ」と、こっぴどく(死語だな)言われるらしい。もちろんお客様の前ではイケナイことだ(まぁ行列のできる店、流行のカフェでは多い光景だけど)。僕は、習ってる間は問題ないと言った。だって今からやろうとしていることは「ルールのまだ解らないスポーツ」をしてるようなもの。ため息ついた分だけ自分を戒めて、気がつけばため息をつかなくなって、それが笑顔に変わってゆくものだ。ため息つけるときに、思いっ切り息を吐き出していい。

なぜか分からないけれど(ホントは解ってることも多いけど)、ため息しか出ない時って誰にもあるもんだよ。「幸せが逃げるから」我慢するのなら、今対峙している物事に対しても逃げていることと同じだ。悪いモノは吐き出せばいい。そして気付く。知らぬ間に笑顔になってることに。

それとビリヤード後のため息は、少し違うか。でも、今吐き出しておかないとイケナイものがあるってことだ。僕は、そう思って生きている。


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