www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
5/01「どちらも同じ笑顔で」 バックナンバー >>>
※ここだけ志賀情報
【『GW予定』休み5/5のみ 5/1(土)〜4(火)開いてます】

GWの狭間、でも僕はチョコマカ動いている。打ち合わせが二件あったが、どちらも意味のある時間だった。どちらかが一方的に話す場などすぐにでもソコをあとにしたいモノだが、この日それぞれの時間は足りないくらいだった。

静かな店が終わって、バラバラのビッキーくん(訳の解らない人は失礼)が金曜が最後で、家業を継ぐため実家の福井に帰ると聞き、まだ2、3回しか会ったことがないがその会に参加することにした。いつでも会えるなら、スポーツ選手であってもいちいちサインはもらわないが、暫く会えないだろうと思う人には敬意を表したい。車で帰らないとイケナイのだけれど、そんな自分を許せる酒でもあった。道交法無視やけど、せっかく関わった人なのだから。

昼間打ち合わせ前にDTPに行き、仕上がったフライヤーを手に入れた。志賀渾身のデザイン、いかにも「僕」なストーリーのあるDMである。そう、それはやっとでき上がった「ヘルメスソース(>>>4/13日記参照)」のハガキである。これで「知ってもらいたい人のため」に営業という提案ができる。
店にもあります。欲しい方はどうぞ。

その日記や小説にまで書いたが、工場に行きその人となりに触れ、歴史・背景を聞くほどに僕の店や生き方にリンクして、ぜひともそのハガキをつくらせて欲しいと頼み込んだ。気持ちよく承諾してくれて、早速ポジや瓶に貼るラベルを送ってくれた。わざわざ書く事じゃないが、僕は無償でつくった。そしてこれもわざわざ言うことではないが、マージンなどない。僕は代理店じゃない。

今取りざたされている、ボランティア・外交支援ほどに僕にはその余裕はないのだけれど(自分が生きることで精一杯で)、精神論で言うところの「今、自分が出来ることは何か?」の答えが『近く』にあるのだとしたら、それは正に目の前のソース工場だった。この気持ちはソコに行かないと理解できないものだな。

この人はと思う知ってる限りの料理人や、店、人にこのハガキを渡す。失礼ながらあの規模じゃ大量生産も難しく、スーパーに並んでないのも頷ける。だから、想いが理解できる人に手渡したい。多分あの工場の人達(4人!)も、それを望んでいるんだと思う。そうですよね、坂井さん。

「レモンを一つ持ってきてください」そうやって問いかけてみて、ただスーパーやコンビニでレモンを買ってくる人もいれば、街の八百屋で手に入れる人もいれば、一個何百円もする珍しい檸檬(この場合は漢字が似合う)を探してくる人もいる。中には海外で買ってきたり、「レモンはなかったので……」と、わざとシーカーサーやスダチ(それも地元の)を持ってくる人もいる。それで人の個性・パーソナルが判り、ソコに見られる探求心や驚かせようとするサービス精神、『ほんのちょっとしたこと』に労力を惜しまない人が僕は好きだ。

知らないで生きることはできる。旨い酒も食べ物も、知識だけではない知恵も人も。しかし、知っておいた方がいいことがある。それはマニュアル本やカッコイイ街にはない。下町にある、ソース工場がいい例だ。

つくってる人も、食べる人も笑ってた。


※ダジャレー男爵の『出逢い系・純情派』単方向BBS
急募中! 今までの中毒性日記『印象に残ったモノ』をメールください
思い出すのに便利なのは、トップページより「サイト内検索」で】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga
n