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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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朝9時、神戸三宮から空港バスに乗る。伊丹空港から飛行機で東京へ。エアーはいつ以来だろう。もともとジェットコースター系乗り物が苦手な僕は、エアーポケットが怖い。少々ドキドキしながら国立競技場を目指していた。

飛行機に乗ったらずっとやりたかったことがある。「PCをカタカタ打つビジネスマン」を演じてみること。くだらない。実際書きたいこともあったので、持ち込んだPCケースを座席上収納から取り出し、席に置いた。みんな見ていた。時期が時期だけに、テロリストっぽいので止めた。(恰好も黒かったしね)

国立競技場は久しぶりだ。ここで泣きじゃくったこともあるし、大学後輩の応援に声を嗄らせたこともある。しかしここでの神戸製鋼の試合は実は初めてだ。陸上トラックがフィールドを遠くするが、数々のスポーツ同様ラグビーの世界でもココは、ファイナルステージにふさわしい場所である。自ずと緊張し、最前列に陣取って開始のホイッスルを待っていた。

結果は周知の通り、神戸は負けた。NZに帰るアンディとハッキー、日本代表監督になるヘッドコーチ萩さん(萩本氏)の有終の美とはいかなかったが「なんだか知らぬ間に時が経った」そんな試合だった。

試合が終わって、来期から神戸の重要なポストを任される男と、二人飲んだ。そのホテルが六本木ヒルズにあるという、チョイとお上りさん気分で、スポーツのこと、神戸の街のこと、そしてもちろん神戸製鋼とこれからのラグビーのことなどを話した。これらの話は意味がある。これからの神戸に意味があるのだ。

その増保と飲んだあとに、西麻布で選手と合流。観戦で着ていた「9番」のジャージ(3人で着た 今のジャパンと、ナイキの頃の神戸製鋼1stと2ndジャージ全て「9番」)のことを知る選手達は皆、僕に対して握手を求めてきた。吉田明と平尾剛史と神本は涙を流し、八ッ橋修身は何度も「感動しました」と声を掛け、伊藤剛臣は「志賀さん、ナイス」と親指を立てた。アンディもハッキーも笑って握手してきた。中道・藤も色んな想いが交錯した対面だった。大畑大介と斉藤祐也は、少し落胆も見られたがまたどこかで借りを返す、そんな奴等だ。知らぬ間に、やはり僕も泣いていた。

この後2件ほど飲みに行ったわけだが、今日の彼らは自分で「気付く」ことが必要である。「込み上げるモノ」が、悔しさとラグビーを楽しむ余裕に変わることを祈って、僕は早々に(午前2時だったが)ホテルに戻った。

気付く人間が若手に多いほど、奴等は強く進化する。


※ヨソジー志賀(四十路・6月で)の「たまに吐くならこんな店・番外編
【ホンマ、はっ、吐きそう】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
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