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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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6歳4歳のミンミン&モモッチより飲めなかった酒に落ち込んだ………という有り得ない夢から覚めた土曜日。何かの暗示か、店で飲むのはよそうと思う。ここ数日の好天がどうも曇りらしいが、夜型の僕にはさっぱり分からない。

自宅の洗面所や廊下、トイレの床に赤いモノがいくつかあった。「ちっ、血だ!」(手のひらを見ながらやる昔のサスペンス風、そんな確認はないやろ死語)である。同居人はいないし、僕の「どこか」から滴り落ちたモノに違いないのだが、冷静に考えると鼻血しかない。僕はなぜか左の穴からしか出ないのだが、チョコの食べ過ぎは2/14にもらってないので無いし、性的欲求が不満足なわけでもない(と思う)。鼻腔に傷が付いたのだろう。

問題は「なぜ滴り落ちたことに気付かなかったか」である。どう少な目に見繕っても(繕う必要はないが)その結婚(願望もない)、基、血痕の数たるや尋常ではない。本宮・ちばテツ劇画のように「ボタッボタッ、ボタァー」とほど口から鼻からと流れ落ちるモノではないが、かといってコントのように「タラーっ」「ツゥーっ」と流れたとしたら、僕の長い鼻の下の段階で気付くはずである。

硬く血液特有の塊となったソイツは、すぐに血だとは判断し難い状況で床やマットにこびり付いていた。血の味は「錆びた釘」のようだと言うが、もうその塊もラスティネイルの色になっている。今更慌てても同じなので、その軌跡を暫し眺めながら僕は、いつのことかと反芻していた……

……ここまで書いたのが、片付けが終わった土曜日の店である。夢の暗示を守って、一滴も飲まなかったのに急に睡魔が襲ってきて、ソファで1時間以上寝た。起きてボーっと携帯待受時計を見ると午前4時過ぎ。ダウンロードしたiアプリのFrash使ったAmbient Timeが、柔らかく「ボワーン」とゆっくり回ってる。周期は設定で早くにも出来るのだが、僕もこの待ち受けを教えてくれたブレーン・卯目くんも「スロウ」にしてる。

「お互い部下を持てへんタイプやな」

金曜の店で真珠社長(真珠夫人も知ってる)のカズオさんと共に来てた、卯目くんに話してたことを思い出した。何でも自分で納得するまで人に任せずにやってしまう僕は、作品はスピーディーに、しかし人間はスロウでいたい。 スロウにメロウで、を目指すなら焦りは禁物である。そう言えば今週半ば店に来ていた、映画配給会社に勤める10数年来知ってる男女が、「それがイイトコなんだけど」を前提に「志賀さん相変わらず、人にも自分にも厳しすぎる」と言ってた。

多分、近頃の僕は急ぎすぎてたんだと思う。

鼻血ブーッ(死語)くらい、気付かないと。


※ダジャレー男爵の「志賀オシャレ『死語』
【DVDシアターセットには、基本的に『ドンパチもん』がいいに決まってる あれで、小津や黒澤を見るのも一興だが、5.1ch、dts・サラウンド・重低音が付いていて「今」の映画を観ないのは『宝の持ち腐れ』である】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

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