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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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目覚ましを掛けたわけではないのに、ちょうど2時に起きた。
4時間の睡眠でもなぜか心地よい日曜の昼である。

ラグビーを観戦し、相手チームには大学の後輩もいるし個人的にも知っている選手もいる中で、神戸製鋼の勝利を見終えた。マイクロソフトが冠に付くトーナメントである。常勝だったサントリーが一回戦敗退したので、またトップリーグの最終戦と同じくNECとあたる。勝たないと「時代は終わった」と評される。厳しいが、起死回生の世界でもある。だから好きだ。

夕方4時チャンネルを変えると、ホンジャマカの石塚が「まいう〜」とタイでバカスカ食べている。好きなタレントの一人である。彼はダジャレー公爵級だと思う。よって男爵の僕としては尊敬に値する。今、ちゃんと調べたら僕って結構下位なのね。(五等の爵位「公・侯・伯・子・男」)

そのあと、神戸製鋼の選手に借りたハードカバーを読み始める。読書と呼べるものは久しぶりだと思う。僕は元来「読み返す型」で、今でも「孫子」がバイブルでもある。音楽にもまた聴きたいと思うものがあるように、記憶に残るキーワードを手繰り寄せるためにも、以前飛び込んできた活字を反芻する事も多い。

都筑道夫も、小林信彦も、栗本薫の時にも確かに早かった。解りやすい言葉、軽快でリズミックな文体、これらには共通の「大笑いはしないが微笑む」瞬間があった。だから一気に読み漁った。けれど、ハードカバーで字も大きく頁数も少ないとは言え、コレがとてつもなく早く読めたのは決してそういうことではない。「読ませるスピードと躍動感」……違う、こういうものでもないのだ。

何かに、今のこの感覚は似ている。レコードからCDに変わった時期のような寂しさ。小室系音楽のサビから入る音楽作りのように「入ってくるけど出ていくのも早い」みたいな。少なくとも僕の好きな芥川を冠にしてる割には、もうその辺はどうでもよくなっているような気がする。神戸製鋼の増保が「おっさんは芥川賞じゃないよ、山本周五郎賞目指さないと」と僕に言ってたことを思い出した。柔道が「嘉納治五郎杯」と付いたり、マラトンのマラソンだから、スポーツ選手の言うことはシンプルに入ってきて僕の心に未だに留まっている。

2時間半で読み終えたハードカバーの向こうには、ちびまる子ちゃんがピーヒャラ言ってた。テレビを付けたまま読書したのは、いつ以来のことだろう。

安心したのか、僕は夕方に少し眠ることにした。

(僕が読んだのは、ジャン・コクトーのような装丁の方)


※ダジャレー男爵の「志賀オシャレ『死語』
【危なかったことを示す表現方法 「いやぁ〜、しかし『ヒヤヒヤもん』の『ギリギリセーフ』で『やっとこさ』勝ったねぇ〜」】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
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