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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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土曜日夕方、少し寒さは和らいだかのように見えた三宮からのJR構内は混み合っている。時間は掛かるが新快速は避けて、快速に飛び乗ることでなんとか席に着けた。電車に乗ることも、毎日なら耳障りなヘッドホンから聞こえるシャカシャカ音も、どこか新鮮である。しかもそれが50歳代のオヤジからだから尚更だ。聴いてる曲も気になったが、雑誌とスケッチに没頭した。

20数分で着いた大阪は、人波の増殖を繰り返す。その間を縫いながら逆行するのは、ちょっとした社会への抵抗めいて面白い。ずっと欲しかった安物の伊達眼鏡を手に入れて、さて目的地へと向かう。なぜ、伊達か?……伊達や粋狂で選んだのではない。いつもは好きな色の付いた眼鏡だが、日曜の神戸の試合は色のないレンズでしっかりとその先を見ていたい。じゃあ、眼鏡なんてするなと言う無かれ。勝利の涙をカムフラージュするのに使おうと思っている。

そのホテルは中之島にある。ホスピタリティに長けたいいホテルだと思う。朝日放送のアナウンサー同士の結婚とあって、盛大……華やか……色めきだつ俺、的なパーティーであった。代理店D社の何人かにも会い子供と戯れ握手を交わし、野球解説者の席でくつろぎ「Hな店やで」と紹介され、他局の報道の子やアナウンサーに挨拶し、もちろんABC局の何人かにも会えた。壇上ではサッカー日本代表選手が挨拶、漫才師も登場し、ビデオレターで阪神タイガース選手の映像が流れる……しかし色めきだつ、恋はメキメキな俺であった。残念ながら、1時間ほど過ごして神戸に向かう。「俺」から「僕」に変わるのは早かった。

帰るJRで考える。僕にとって結婚というものがナニで、僕にどういうカタチで訪れるのかと思ったところで、今のところその掴み所のない……うん、イメージすらできない実態など、どこかの国で食べたことのない物(それが果実なのか魚介なのか、甘いのか辛いのかさえ分からないモノ)を目隠しされて口に放り込まれたようなことなのだ。他人の幸せそうな姿を見て「ああなりたいなぁ」と考える自然さで結婚に到るほど、僕はシンプルに出来ていない。

その短い時間で感じたこと。ありがちな「義理で来ているネクタイ族」が見あたらなかったことでアリアリと解る。この結婚は祝福されている。心からその場所を楽しみに来ている面々なのだろう。それは「ああなりたいなぁ」と思えた。

ともかく小縣裕介&和歌子ちゃん、おめでとう。招待状と、まず使わないであろう海外挙式みやげの「足マッサージジェル」を店の扉の隙間に忍ばせてくれたこと、嬉しく思うよ。どうぞ、お幸せに。また二人で来なさい。

でも僕はまだ、しばらく「色めきだつ俺」でいそうだな。


※イカリン志賀の「本日のハラタチ日記その55
【もう少しあの場にいたら、フィーリングカップル10対10に出てフォーリングカップルになってたのに……ってそんなんあったんかいな?】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
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